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最近読んだ本

佐伯泰英

遺文 吉原裏同 21
吉原会所の頭取四郎兵衛の傷がようやく癒えた折り、またも吉原が脅威にさらされた。裏同心神守幹次郎は、いまだ復調ならぬ四郎兵衛に伴って、吉原の秘された過去を記す「遺文」があるとされる鎌倉へ向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、過去最強の刺客たちとの戦いと、吉原存続をかけて守るべき重大な真実だった。鎌倉を舞台に、御免色里の運命が決する。

夢幻 吉原裏同心22
さまざまな人生の交差する吉原で二十年、按摩稼業で身を立てていた孫市が殺害された。
吉原会所の裏同心神守幹次郎らは現場に残された手がかりから調べを進めるが、下手人は杳として知れなかった。
やがて孫市の不遇な生い立ちと叶わなかった哀しき夢が知れるとき、ついに事件の全貌が明らかになる。
そして下手人を追いつめる幹次郎に、卑劣な刃が向けられる――!

狐舞 吉原裏同心23
吉原の用心棒神守幹次郎を、豊後岡藩から二人の侍が訪ねてきた。
かつて出奔した旧藩に復帰せよとの話に、幹次郎は戸惑う。
そんな折り、廓内で若い女が襲われ、吉原に出店を持つ呉服屋で騒ぎが起きる。
吉原乗っ取りを狙う新たな企てが浮かび上がる中、玉藻にも怪しい男が近づき、年の瀬の吉原に危機が。
難問山積の中、幹次郎は役人たちとともに大捕物に向かう!


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