見出し画像

最近読んだ本

佐伯泰英

声なき蝉(下) 空也十番勝負 青春篇
坂崎磐音の嫡子・空也。
名を捨て、厳しい武者修行の旅に出た若者の前に待ち受けるものはーー。
長編時代小説の金字塔「居眠り磐音」に続く「空也十番勝負」シリーズ
いざ薩摩へーー「一番勝負」
外城衆徒(とじょうしゅうと)との死闘の末、若者は狗留孫(くるそん)峡谷の滝壺へと落下した。
大河を漂流するところを、薩摩藩前藩主・島津重豪の重臣、渋谷重兼と孫娘の眉月に命を救われた。
重兼の麓館(ふもとやかた)で心身を癒した若者は、血気盛んな野太刀流の遣い手・薬丸新蔵と猛稽古に励む。
やがて、外城衆徒の背後にある藩内抗争が明らかとなり、若者は再び闘いの地へと向かう!

恨み残さじ 空也十番勝負(二)
薩摩を発った空也は肥後国人吉城下へ戻り、タイ捨流丸目道場の門弟として同世代の若者と稽古に励んでいた。しかし、空也に斃された薩摩東郷示現流の酒匂兵衛入道の仇討ちを企てる一派がその身を密かに狙い続ける。ある日、空也は山修行を思い立ち、平家の落人伝説が残る秘境・五箇荘を目指すが、その道中、出会ったのは…。

剣と十字架 空也十番勝負(三)
八代の湊を出た空也は、五島列島の福江島へと辿り着く。唐人相手の抜け荷交易に用心棒として同行することになり、値付けを賭けて、唐人武闘家との勝負にのぞむ。執念深い薩摩東郷示現流一派が迫ってきたことを報され、隠れ切支丹がいるという中通島へと向かうのだが、湊近くのめし屋で見かけた婀娜っぽい女が近づいてきて…。

異郷のぞみし 空也十番勝負(四)
眉月に縁がある高麗の陸影を望む対馬へと辿り着いた空也。坂崎磐音の嫡子だと知った藩の重臣から藩士への剣術指導を請われ、道場でともに稽古することになる。しかし、朝鮮の剣術家と立ち合う案を断ったことで、藩からの追跡を受ける身に。山越えの途中に立ち寄った杣小屋で出会った、江戸弁を話す小間物商と同道するが…。

いいなと思ったら応援しよう!