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佐伯泰英

橘花の仇: 鎌倉河岸捕物控
江戸鎌倉河岸にある酒問屋の看板娘・しほ。ある日、武州浪人であり唯一の肉親である父が斬殺されるという事件が起きる。相手の御家人は特にお構いなしとなった上、事件の原因となった橘の鉢を売り物に商売を始めると聞いたしほの胸に無念の炎が宿るのだった...。しほを慕う政次、亮吉、彦四郎や、金座裏の岡っ引き宗五郎親分との人情味あふれる交流を通じて、江戸の町に繰り広げられる事件の数々を描く連作時代長篇。

御金座破り―鎌倉河岸捕物控〈3の巻〉
戸田川の渡しで金座の手代・助蔵の死体が見つかった。助蔵は京都で職人たちと新小判の意匠をまとめ、江戸に帰ってくるところだった。新小判の意匠が奪われれば贋金がつくられ幕府の貨幣制度は危機に陥る。金座長官の命をうけ、金座裏の十手持ち・宗五郎が立ち上がる。
呉服屋の手代から宗五郎の手先となった政次は、先輩について次々と起こる事件の調べにあたり、身体を休める暇もない。そんななか、先輩手先でもある幼馴染の亮吉が出奔してしまい……

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