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最近読んだ本

佐伯泰英

嫁入り 鎌倉河岸捕物控(三十の巻)
当代の豊島屋十右衛門の祝言が近づき、京からの花嫁ご一行を鎌倉河岸の皆々は首を長くして待っていた。そんな折、政次は同心の寺坂より、女剣術家の永塚小夜どのが政次に会いたがっているらしいと聞かされる。どうやら小夜にも見合い話があるという――。十右衛門の祝言は無事に行われるのか? そして小夜にも幸せが訪れるのか!? 新入りの勘三郎、若親分の政次、いぶし銀の宗五郎……など金座裏が今回も大活躍。

惜櫟荘の四季
岩波茂雄の別荘だった惜櫟荘の番人となって十余年.修復はなったものの,温泉の替掘,庭の手入れ,台風の襲来,ハチの大量発生など苦労の絶えない中,文庫書下ろし歴史小説を書く毎日が続く.その合間に家族で出かける海外旅行では,現地の人々との交流を楽しむ.海外旅行のスナップなど著者の写真も多数収録

ゲルニカに死す
風雲急をつげるイベリアの大地。共和国支援の人民戦線とフランコの国民戦線が壮絶な攻防を重ねるスペイン市民戦争のさなか、古都ゲルニカで日本人画家が密殺された。羊飼い、町の黒幕、『バスク祖国と自由』の活動家、そして半世紀後に再び、日本人の記者…。連続殺人に謎の結社と現代史の闇が浮び上がる。白熱する書き下ろしミステリー

幻夢
フラメンコ・ダンサー有馬薫子の恋人、画商の深見謙吾が絵画横領事件で逮捕された。深見とのある約束を破り、フラメンコの聖地・アンダルシアに旅立った薫子の元に深見自殺の報が舞い込む。そしてまた一人、若い男の水死体が―。三つに切り分けられたドガの名画の謎を背景に、情熱の舞踊に全てを賭ける若きダンサーの野望を描く傑作長編小説。

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