見出し画像

最近読んだ本

佐伯泰英

相剋―密命・陸奥巴波〈巻之21〉
父・金杉惣三郎が、神保桂次郎ととともに江戸を出奔。全ては、桂次郎を息子・清之助を凌ぐ剣者に育てるためだった!峻烈なる父の思惑に慄然としつつも、武勇で知られる奥州・仙台藩でさらなる高みを目指す清之助。一方、惣三郎との過酷な修行に、自らの剣を見失った桂次郎も同地へと向かっていた。

死闘 古着屋総兵衛影始末 第一巻
表向きは古着商大黒屋、裏は徳川の隠れ旗本として、徳川家危難の際には身命を捨てて闘え──家康は死の間際、初代総兵衛に命じた。元禄十四年、密命から八十五年、六代目総兵衛は奉公人のそめ、義兄の繁三郎の不審死を知る。遺体には椿の花が添えられていた。それは何者かによる大黒屋殲滅の宣言であった。

異心 古着屋総兵衛影始末 第二巻
赤穂浪士を斬れ。〈影〉からの指令に総兵衛は苦悩する。喧嘩両成敗の原則に反する幕閣の命に義はあるのか。一方、狂犬の如く大黒屋に復讐心を燃やす隆円寺真悟は、柳生連也斎の庶子宗秋を首領に戴く剣客軍団を大和柳生に興した。軍団は徐々に東海道を下る。極秘裏に策動する浪士、迎え撃つ吉良・上杉家、陰日向に絡んでいく大黒屋……。祖伝夢想流の剛剣に義は在りや。

いいなと思ったら応援しよう!