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少し前に読んだ本

佐伯泰英

後見の月―鎌倉河岸捕物控24の巻
仲秋八月一日は、吉原でも「八朔」と称して大紋日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りだ。政次は宗五郎の名代で亮吉と彦四郎を連れて祝儀を届けることになった。美貌・人柄・見識・教養と抜きんでた、吉原では伝説の遊女と言われている高尾太夫が、花魁道中の途中で政次に笑みを送った。政次はどこかで会った気がするが、どうしても思い出せない。そんななか吉原の帰りに寄った豊島屋で飲み逃げ事件が起きて・・・・・。

新友禅の謎 (鎌倉河岸捕物控〈二十五の巻〉
定廻り同心・寺坂の町廻りに同行した政次らは、呉服店松坂屋で不審な男女ふたり組に遭遇した。ふたりは京下りの春物の友禅を次々とひろげさせていた。八百亀は尾行をつけさせる・・・・・。そんな折、淀藩の納戸方が行方知れずになった。金座裏の面々は事件を追うが――。政次・八百亀・弥一が、空っ風とかかあ天下で有名な上州にも出向き、大活躍する。

閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻)
師走も半ば、金座裏では総出で大掃除を終えた後、
差し入れの河豚料理に、皆で舌鼓をうっていた。
その席で、八百亀は定廻り同心・寺坂毅一郎についての
八丁堀での〝うわさ話〟を持ち出すが……。
金座裏にとって家族同然の寺坂に降りかかる難儀、
そしてついに殺人事件が起きる─政次たちが、「北町奉行所」にはびこる悪と戦う


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