見出し画像

最近読んだ本

佐伯泰英

始末 決定版 吉原裏同心 (24) 
廓に上がらず、吉原で金を使わない地廻りと呼ばれる男の骸が切見世で見つかった。切見世にいた女郎とその仲間が下手人とみた廓の用心棒神守幹次郎は、町方同心の桑平とともに女郎を故郷の川越に追う。一方、番方仙右衛門とお芳に子が生まれ喜びが溢れる中、頭取四郎兵衛の前に倅だという男が現れる。秘密を打ち明けられた幹次郎は、情の絡む悲しき成敗に挑む。

流鶯 吉原裏同心(25) 決定版
吉原会所を嶋村澄乃と名乗る武家の娘が訪れた。裏同心として働きたいと言う澄乃に、一同は驚く。
そんな中、全盛を誇る薄墨太夫に身請け話が持ち上がり、薄墨の馴染客である札差伊勢亀の隠居半右衛門が病に臥せったとの報が届く。
裏同心神守幹次郎は半右衛門の療養所を見舞い、ある重要な書状を託される。
そして薄墨は、思いがけない運命に導かれることになる。

悲愁の剣 長崎絵師通吏辰次郎
長崎代官の季次家が抜け荷の罪を着せられ、とり潰しとなった。季次家を主家と仰ぎ、今は海外放浪の身にある南蛮絵師・通吏辰次郎は、報せを受けて帰国するが、当主・茂智・茂之父子や、茂之の妻であり辰次郎の初恋の人でもあった瑠璃は、何者かによって惨殺されていた。お家再興のため、そして季次郎が陥れられた真相を探るため、茂之の遺児・茂嘉を伴って江戸へ向かう辰次郎。だが、江戸で待ち受けていたのは、迫りくる刺客と、さらなる試練だった――。


いいなと思ったら応援しよう!