最近読んだ本
佐伯泰英
暴れ彦四郎―鎌倉河岸捕物控〈4の巻〉
従姉妹の祝言に呼ばれ、亡き両親の故郷である川越に出立したしほ。彼女が乗る船まで見送りに向った政次、亮吉、彦四郎の三人だったが、その船上には、彦四郎を目にして驚きの表情を見せる老人の姿があった。やがて彦四郎は、次々と謎の刺客たちに襲われることに・・・・・・。宗五郎ら金座裏の協力を得て、彦四郎自らが事件の探索に乗り出す!
古町殺し―鎌倉河岸捕物控〈5の巻〉
徳川家康・秀忠に付き従って江戸に移住してきた開幕以来の江戸町民、いわゆる古町町人が、幕府より招かれる「御能拝見」を前にして、立て続けに殺された。自らも古町町人である金座裏の宗五郎も謎の刺客に襲われてしまう。将軍家御目見格の彼らばかりが狙われるのは一体なぜなのか?将軍家斉も臨席する御能拝見までに、事件解決を厳命された宗五郎が、金座裏の誇りに懸けて探索に乗り出す。
引札屋おもん―鎌倉河岸捕物控〈6の巻〉
「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」とまでうたわれる江戸の老舗問屋の主・清蔵。店の宣伝に使う引札を新たにあつらえるべく立ち寄った一軒の引札屋。そこで出会った女主人・おもんに心惹かれた清蔵はやがて・・・・・・。鎌倉河岸を舞台に今日もまた、愛憎や欲望が織りなすさまざまな人間模様が繰り広げられる――。金座裏の宗五郎親分のもと、政次、亮吉たち若き手先が江戸をところせましと駆け抜ける!