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倉阪鬼一郎

お助け椀 人情料理わん屋
平穏な日々が続いていた江戸の町が、突然の嵐に襲われ、甚大な被害を受ける。
かろうじて難を逃れた料理屋「わん屋」は、困窮した民のために炊き出しをすることに。
そこへ御救い組と名乗り、義援金を募っている僧形の者達が現れる。
その言動に妙なものを感じた御用組の三人が、身辺を探ってみると驚きの正体が――。

夢あかり 人情料理わん屋
世の中が円くおさまるようにと、全ての料理を円い器に盛って出す「わ
ん屋」。跡取り息子の誕生、縁を取り持った娘の嫁入りと、順風満帆。そ
こへ、同心が妙な話を持ちこんでくる。江戸を騒がせている盗賊を追う
ため足跡をたどると、寂しい感じの小料理屋に辿りついた。悪事に関わ
りはないようだが、何か秘密が……

しあわせ重ね 人情料理わん屋
真造とおみねが切り盛りする料理屋「わん屋」。そこで供される筋のいい料理は、すべて円い器に盛られ、世の中が円くおさまるようにと願いが込められている。新春を迎え、身重のおみねのために真造の妹の真沙がお運びの助っ人としてやって来る。そこへおみねの弟である文佐も料理の修行に来たことで、良縁が生まれ、さらに幸せが重なっていくことに。


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