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最近読んだ本
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花の嵐: 吟味方与力人情控 辻堂魁
北町奉行所吟味方与力助・鼓晋作は、江戸町会所七分金積立の使途不明金を探索していた。七つの町を取り締まる平名主・逢坂屋孫四郎を横領の疑いで詮議立てする直前に、孫四郎雇いの書役である藤吉が、姿をくらました。さらに藤吉の住家で、惨殺され血塗れの双親と女房の無残な死体が発見され、まだ乳飲み子の姿が消えていた。この一件は、お調べの手が迫り、使い込みの発覚を恐れた藤吉が錯乱し、一家無理心中を謀ったあと、小名木川に身投げしたとして処理され、藤吉ひとりの仕業として一件落着された。だが、事件から十一年後、使途不明金に関わりのあった者らが次々と殺されてゆく。情けと剣の傑作長編時代小説。
おくれ髪:吟味方与力人情控 辻堂魁
旗本や諸藩の江戸屋敷、蔵宿から鮮やかに大金を奪い、その金の一部を暮らしに窮する下々の家に投げ入れる盗賊“銀狼”。義賊と噂の盗賊一味の捕縛を命じられた北町奉行所吟味方与力の鼓晋作は、押し込み先では誰も傷つけず、手妻のように犯行を繰り返す賊の手掛かりを求め、過去の似た手口や襲われた武家の共通点を洗い出してゆく。そして、十年前に南北両奉行所を翻弄し、忽然と姿を消した一味にたどりついた。そんな地道な探索の最中、一人の座頭が殺され、その男に借金していた小普請組の御家人一家が離散していたことが判明する。悲運に見舞われ、残された姉弟三人と盗賊の間に隠された因縁とは!?好評を博す長編傑作時代小説第二弾!
君と、あの星空をもう一度 五十嵐美怜
高2の紘乃は転入した高校で幼馴染の彗に再会する。彗とは「十年後のスピカ食もまた絶対観よう」と約束した思い出があった。その日はもうすぐ。けれど彗は「もう星は観ない」とそっけなくて…!? 紘乃はある衝撃の事実を知ることに。そして、彗が高校の天文台で何かを探していることに気付く。昔みたいに笑って欲しいと願う紘乃は――。切なくも優しい、恋物語。