芝桜を取り巻く攻防戦
以前、元義両親と同居していた頃
花壇に芝桜の花が咲いていた
元義母は芝桜を気に入って花壇の縁を這わせようと植えていた
毎年苗を少しずつ買い足し
その年も沢山では無いが綺麗だった
しかし、冬の芝桜は残念なもので
義祖母はそれがあまり好きではない
草取りの時に広がった部分を取ってしまう
なので、春には前年とあまり代わり映えしない量の花が咲く
片方は「もう」と言いながら苗を植え
もう片方は「もう」と言いながら草のようにむしる
この攻防戦は元義祖母の他界により幕を閉じた
今ごろ芝桜が心置きなく咲いていることだろう
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