500円貯金の行方
私がまだ妻だった頃
ある人からの圧に耐えられず仕事に行くのが辛くて元夫に話したら
「そんなやつ、どこの会社にでもいる」
と言われて泣きながら仕事をつづけていた時
「女医さんだからお母さんには良いかもよ」と娘から勧められたメンタルクリニック
ハキハキというかあっさりした年配の先生
ある時、こんな話をしてくれた
「玄関にね、貯金箱を置いとくの。
で、嫌なことがあった日は家に帰ったらそこに貯金するの、『このやろー』とか言いながらね。
それが貯まったら美味しいものを食べたり買い物したりするの。それで嫌なことをブッ飛ばすんだよ」
私は家にあった100均のカンカンの貯金箱を出して、玄関ではなくベッドサイドに置きました。
しばらくは仕事もしていなかったので特に嫌なことはありませんでしたが、500円や100円を貯金をしました。
最初は、貯まったら娘たちと美味しいものでも食べようかな、と思っていました。
孫が結構重くなったそれを見つけて、「ばあば、沢山入ってるよ💕何に使うの?」と目をキラキラさせて聞いてきたこともあります😊
そう言われると、孫と美味しいものを食べようか、楽しめることがあるかな~と思うのです🥰
少しずつ重くなる貯金箱を前に使い道を考えるのも楽しみのひとつ
もうすぐ満杯になりそうだけどここからが長そう(笑)
先日、広葉さんのお母様の五百円玉貯金の記事を拝見しました。
広葉さんのお母様は、具合が悪くなりデイサービス先で広葉さんと弟さんに仰います。
「箪笥の中の、お姉ちゃんがハワイのお土産にくれた花柄のポーチを持ってきてくれない?」
弟さんがすぐに取りに帰ると、その中からお母様が取り出されたのは一冊の預金通帳でした。
「ここに500万あるの。これから介護がもっと大変になるからこれで私を施設に入れて欲しい」
広葉さんのお母様はご家族に金銭的な負担をかけないよう蓄えられていたのです。お父様も知らないうちに
ご自分の万一のためにコツコツと500万円を用意されていたことは素晴らしいと思います。
広葉さんのお母様を見習いたいけれど、私が今からコツコツと貯金を始めても500円貯金では間に合わないなぁ、と思う今日この頃です。
広葉さん、素敵なお話しをありがとう✴️