
失敗したかもしれないけど間違ってはいない
子ども達が父親を好きになるか嫌いになるかは母親次第だと思っている
子ども達が父親を嫌うようなことは言わないようにする
そう思って3人を育ててきた
末っ子長男が県外の大学に行くため家を出てまもなく、私は元夫に離婚を申し出た
元夫はビックリしていた
あなたが気づかなかっただけで、私は我慢に我慢を重ねてきたのよ
1番は経済的なことだった
何を言われてももう無理だった
親権の問題は長男だけ
元夫は「実家の田畑を長男に譲りたいので親権は渡さない」と言った
ここで急いで白黒ハッキリさせる必要は無い
離婚届は書かず別居に踏みきり、長男が二十歳になった年の瀬に離婚届を提出した
あれからもうすぐ10年になる
「お父さんの事を嫌いにはなれない。だってお母さんが嫌うようなことを言わずに育ててくれたから」と次女に言われ苦笑い
離婚後、ぽつりぽつりと種明かしをしている
「小学生の時にお父さんからホワイトデーにもらったあのポシェット、可愛かったよね」と言う娘に
「それ、お母さんが買ってお父さんに渡したんだけどね」と私
「小学生の時にお父さんと行ったボーリング大会が面白かった」と言う長男に
「その日はお父さんの再就職の面接だったのに断ってボーリングに行ったんだよね」と私と娘
お父さんがあなた達を喜ばせたプレゼントや時間は、お母さんが用意したもの、お母さんの苦労の上にあったのよ(笑)
片付けをしていたら、どこかのデパートの父の日のプレゼント用カードが出てきた
そこに、「お母さんからの一言」の欄があって「お父さんは立派な人よ」と小学生だった娘の字で書いてある
子ども達があなた(元夫)のことを嫌わずにいてくれたのは私が嫌わないように育てたお陰なのよ、わかってる?、と言ってやりたい
いやいや、今さら会わなくていいけど
子ども達に時々お父さんのダメダメぶりを話していれば良かったかな
それは私の後悔
ホントに後悔
子ども達よ、親の失敗を乗り越えて自分が思う家庭を気づいてくれたまえ
読んでくださってありがとうございます。
とっても嬉しいです😊
いいなと思ったら応援しよう!
