8月12日の誕生花🌸
クロユリ
=恋、呪い
タンジー
=あなたとの戦いを宣言する、抵抗、婦人の美徳、敵意ある思い
キョウチクトウ
=注意、危険、用心、危険な愛
《クロユリ伝説》
戦国武将の佐々成政(さっさなりまさ)には美しい側室がいて、その名を早百合(さゆり)といいました。
しかし、早百合が密通しているという噂を聞き付け、成政は早百合を殺してしまうのです。
死に際に早百合は、「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」という“呪いの言葉”を残したと言われています。
そのことから、花言葉「呪い」が付けられたと言われています。
《アイヌ民族の言い伝え》
アイヌでは、クロユリを好きな人への想いを込めて、その人の近くに置き、相手がクロユリを手にすれば、2人は結ばれると言われています。
恋心を込めることから、「恋」という花言葉が付けられたと言われています。
植物の中でも珍しく、黒紫色や暗紫褐色など、黒っぽい花を咲かせる品種です。
黒っぽく下向きの釣鐘型の花ですので、不吉な花と捉えられることもあるようです。
草丈は20cmで、真っ直ぐに伸びた茎の先に花を付け、まるでユリのような佇まいの花姿ですが、実際には、同じユリ科でもユリ属ではなく、近縁種のバイモ属の植物です。
一見すると分かりにくいのですが、よく見ると濃い紫色に紫褐色の網目が入っていることが分かります。
寒い場所を好み、北海道に多く見られます。
ですから、上記のクロユリに纏わる“アイヌの言い伝え”が存在するのです。
また、かつては、アイヌの人々が食用として用いていたとも言われています。
さらに、花や葉は染料として使われ、アイヌの人々にとって、クロユリは身近な植物だったことが分かっています。
そして、クロユリは特徴的な匂いがします。
これは、ハエを呼び寄せて、受粉を手助けしてもらうためで、種を存続させるためだと言われています。
ただし、この匂いを好まず、クロユリを好きになれないという方もいるようです。
《タンジー》
キク科に属する多年草で、黄色く丸い花を咲かせます。
ヨモギに似ている事から、ヨモギギクとも呼ばれています。
葉は、濃い深緑色をしているので、花の鮮やかな黄色がより映えます。
高さは120cmにも達することがあり、虫を寄せ付けないため、害虫駆除に利用されることもあります。
そのため、日本では除虫菊ともいいますが、全ての虫を寄せ付けないわけではありません。
耐寒性があるので、初心者でも育てやすい花です。
《キョウチクトウ》
漢字では、夾竹桃と書きます。
これは、葉が刃物のハサミ(漢字は鋏・夾)や竹の葉に似ていること、花が桃色をしていることから付いたとされています。
原産地はインドで、日本には中国を経て、江戸時代中期にやってきました。
その花の色は、白、赤、ピンク、黄で、シャクナゲと花がとても似ています。
6月から9月にかけて、順に花を咲かせます。
最大の特徴は、花や枝全てに猛毒があるということで、注意が必要です。
花言葉は、強い毒性があることに由来していて、油断大敵、危険な愛、用心です。
(以上、ネット検索より)