2月20日は、日本初の普通選挙が実施&アレルギー抗体の発見&歌舞伎の日&交通事故死ゼロを目指す日
【日本初の普通選挙が実施】
1928(昭和3)年2月20日に、第16回衆議院議員総選挙が行われ、日本初となる普通選挙が実施されました。
1925(大正14)年に制定された普通選挙法に基づいて行われた初めての選挙で、所有財産や納税額等に制限されず、一定の年齢を越えた成人男性全員に選挙権が与えられました。
この時点では、まだ男子限定選挙だったものの、1946(昭和21)年からは、女性にも選挙権が与えられ、正式な普通選挙が実施されています。
そして、この日は、普通選挙の日として記念日のひとつに制定されています。
【アレルギー抗体の発見】
免疫学者だった 石坂公成(きみしげ)、石坂照子(てるこ)夫妻が、アレルギーの原因となる抗体の一種「免疫グロブリンE(IgE)」を発見し、1966(昭和41)年2月20日に、アメリカで開かれていたアレルギー学会で発表を行いました。
それまで、アレルギー性疾患は個人個人の体質に起因するため、治療法も人によって異なると考えられていました。
が、石坂夫妻は、人が誰しも持つ血清中の抗体が、アレルギー疾患の発現に関与することを突き止めることに成功。
この発見は、アレルギー疾患に対して、新たな視点からの治療法に活路を見出しました。
以後、アレルギー疾患者の診断・治療に大きく貢献するなど、各種アレルギーに対する抗体が誕生していきました。
そして、この日は、アレルギーの日として記念日に制定されています。
また、例年2月20日を挟む週は「アレルギー週間」とされていて、患者や医療従事者向けの様々なアレルギー啓発活動が展開されています。
【歌舞伎の日】
慶長12年2月20日に、出雲の阿国(おくに)が、江戸城にて、初めて「かぶき踊り」を披露したとの記録があることにちなんで記念日が設けられています。
新暦:1670年3月11日。
女性芸能者・出雲阿国は、かぶき踊りの創始者で、当時将軍だった徳川家康や、諸国の大名の前でその踊りを披露。
この「かぶき踊り」が様々な変遷を経たものが、現在の「歌舞伎」です。
「かぶき」の由来は、「傾(かたむ)く」の古語にあたる、「傾(かぶ)く」から来ているとされ、 一般的とされることからズレた物や、人や、感覚との意味合いで使われています。
これは、かぶき踊り自体が、当時一般的には目にすることのない派手物の衣装や、斬新な動きなどをふんだんに取り入れた踊りだったことに由来しているとされています(諸説あり)。
【交通事故死ゼロを目指す日】
交通死亡事故の統計が取られ始めた1968(昭和43)年以来、死亡事故が起きなかった日が1日も存在しないことを鑑みて、日本政府が生活安心プロジェクトの一環として、2008(平成20)年から取り組んでいる施策で、2月20日、4月10日:春の交通安全、9月30日:秋の交通安全の年3回設けられています(年度により変動あり)。
近年は、自身がどんなに気をつけていても、思わぬ形で巻き込まれてしまう交通事故が多発していることから、インターネット、SNS、ポスター、街頭掲示板など、多方面での啓発活動が展開されています。
(以上、ネット検索より)