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12月1日は、一万円札紙幣が発行される&ホテル・ニューグランドが開業&映画の日&瞳の黄金比率の日&地上デジタル放送がスタート&世界エイズデー&いのちの日&着信メロディの日

【一万円札紙幣が発行される】

最高額紙幣が五千円札だった1959(昭和33)年当時は、空前のインフレを迎えていて、各所から高額紙幣の需要が高まっていました。

そんな中での同年12月1日、日本最高額紙幣の一万円札が初めて発行されました。

初発行となった壱万円札の肖像は、千円札:1950(昭和25)発行、五千円札:1957(昭和32)年発行 と同様に聖徳太子が選ばれ、すべての日本紙幣において、聖徳太子が肖像でした。

1958(昭和33)年当時の大卒初任給は、平均約1万2,000円前後(現代換算:7万円前後)で、手渡しが主流だったこともあり、新発行された壱万円札は、多くの業種から歓迎されました。

そして、この日は、一万円札発行の日として、記念日のひとつに制定されています。


【ホテル・ニューグランドが開業】

1927(昭和2)年12月1日、神奈川県横浜市にある山下公園前に、最新式設備とフレンチスタイルの料理をキャッチフレーズとした「ホテル・ニューグランド」が開業しました。

1923(大正12)年9月1日に起こった、関東大震災からの復興第一号としてオープンした同ホテルには、開業当初から多くの注目が集まり、全国各地から来客が集まりました。

また、今日でも人気の高い、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードをはじめとした洋食系食べ物は、「ホテル・ニューグランド」で考案されたものです。

加えて、その独特且つクラシカルな雰囲気から、多くの映画やドラマの撮影にも使用されています。


【映画の日】

1896(明治29)年11月25日に、兵庫県神戸市で日本初の映画が一般公開されたことにちなんで、映画産業団体連合会が記念日を設ける際に、映画の上映期間中で、キリと覚えが良い月日として、12月1日に制定しています。

当時の映画は、大勢が集まってひとつのスクリーンを観るものではなく、エジソン氏が発明したキネトコープと呼ばれる映写機を、1人ずつ覗き込んで見る形式のものでした。


【瞳の黄金比率の日】

ある意識調査によって、白目と黒目の比率は 1:2:1 の瞳がかわいいと発表されたことにちなんで、1:2:1を12月1日に見立てて、輝く瞳推進委員会が記念日に制定しています。

同委員会では、魅力的な瞳の考察を年度ごとに行っていて、また、同じ理由から、1月21日も同名の記念日を制定しています。


【地上デジタル放送がスタート】

2000(平成12)年12月1日にはBSデジタルが、2003(平成15)年12月1日には、首都圏、中京圏、近畿圏の三大都市圏で、地上デジタル本放送が開始されました。

2006(平成18)年12月1日には、全都道府県でも地デジ放送がスタートしています。

地デジ本放送に関しては、当時の郵政省(現:総務省)が主体となり、世界のテレビジョン放送のデジタル化に遅れない必要性があることと、日本国内の、デジタル放送技術開発、デジタル映像圧縮技術、データ送信技術の高度化を促進する期待もあり、それまでのアナログ放送からデジタル放送への早期移行が検討されていました。

上記狙いから、地デジへの完全移行は、2011(平成23)年7月24日までに完了することを取り決め、以後、アナログ放送は終了し、地上デジタル放送へと切り替わりました。

《余談》
デジタル放送技術が進み、BS放送で本格的な家庭向け4K、8Kテレビ放送が開始されたのも、2018(平成30)年の12月1日でした。

デジタル放送の順次開始が、いづれも12月1日だったことにちなんで、デジタル放送推進協会が、12月1日をデジタル放送の日として、記念日に制定しています。


【世界エイズデー】

世界保健機関(WHO)が国際デーとして、12月1日に記念日を制定しています。

国際表記:World AIDS Day

未だ不治の病とされるエイズ問題の、人々の意識、蔓延の防止、予防策の提唱、エイズ患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消が目的とされています。 例年12月1日には、エイズ感染者や患者への連帯を示すシンボルのアウェアネスリボン活動の一種「レッドリボン」のもと、世界中でエイズ問題に関するさまざまなイベントが実施されていて、日本でも、各地のランドマークが赤にライトアップされ、啓発活動が行われています。


【いのちの日】

厚生労働省が、自殺予防活動の一環として、12月1日に記念日を制定しています。

精神的に追い込まれ、誰にも相談できずに、1人で悩んでいる人たちのために、例年12月1日からの1週間は、各地域ごとに無料の相談電話「いのちの電話」が設けられ、悩みや相談事に応じてくれています。


【着信メロディの日】

1999(平成11)年12月1日に、世界で初めて携帯電話の着信メロディが配信されたことにちなんで、規格開発を手掛けた株式会社フェイスが、記念日に制定しています。

携帯電話が高機能化していくきっかけのひとつである、着信メロディをはじめとするデジタルコンテンツの充実が目的とされています。

《余談》
着メロという略称言葉は商標登録されている商号のため、厳密にいうと、全ての着信メロディが「着メロ」ではなく、配信元や提供元によって、その呼び方は微妙に変わり、類似名やオリジナル名の同内容サービスが、多数展開されています。


(以上、ネット検索より)

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