5月29日は、国連平和維持要員の国際デー&エベレスト登頂記念日&京都初の市営地下鉄が開通&第1回ビルダーバーグ会議が開催
【国連平和維持要員の国際デー】
献身と勇気を称え、PKOで命を失った人々を追悼する日として、国連総会にて、5月29日に記念日が制定されています。
国際表記:International Day of United Nations Peacekeepers
国連平和維持活動(PKO)は、受け入れ国の同意のもと、国連が現地に必要要員を派遣して行う活動のことで、主に紛争地域における平和維持のために、紛争拡大防止、休戦・停戦の維持、治安維持活動、公正選挙の監視などの業務を担っています。
また、紛争地域での平和維持活動には常に危険が伴うことから、活動中に命を失う平和維持要員も少なくない現実があります。
そのため、例年5月29日には、アメリカ・ニューヨークにある国連本部にて、殉職者を讃える式典が行われています。
【エベレスト登頂記念日】
1953(昭和28)年5月29日、ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリー氏と、シェルパ族のテンジン・ノルゲイ氏が、世界で初めてエベレストの登頂に成功したことにちなんで、記念日が設けられています。
世界最高峰の山と称され、地球上で最も高い標高8,848mのエベレストへの登頂は、多くの登山家や冒険家の憧れとされていました。
が、標高8,000mを越えると、酸素は地上の1/3になり、気温は常に-10℃以下のため、生命の維持自体が非常に困難である他、極めて険しい山路や天候事情から、命を落とす登山者がほとんどでした。
そんなエベレストの初登頂に成功したエドモンド・ヒラリー氏ですが、幼少期は虚弱児で、内向的な性格だったながら、養蜂で巣箱を運ぶ作業等で足腰を、また、第二次世界大戦での従軍で、屈強な精神を培ったと振り返っています。
《余談》
日本人で初めてエベレストに登頂成功したのは、1970(昭和45)年5月11日のことで、松浦輝男氏、植村直己氏の2名が参加したチームでした。
また、世界初のエベレスト女性登頂者は、日本のプロ登山家として活躍した、田部井淳子氏が、1929(昭和50)年5月16日に記録しています。
【京都初の市営地下鉄が開通】
1981(昭和56)年5月29日、京都府内で初の地下鉄「京都市営地下鉄烏丸(からすま)線が開業しました。
開業当初は、北大路駅〜京都駅間の営業でしたが、京都駅〜竹田駅:1988(昭和63)年、北山駅〜北大路駅:1990(平成2)年、国際会館駅〜北山駅:1997(平成9)年と、順次延伸されています。
烏丸線は、京都市中心部を南北に貫いているのが特徴で、同じく京都市営地下鉄が運営する東西線と併せた路線図を俯瞰で見ると、カタカナの「カ」に見えることも、ある種のシンボルです。
【第1回ビルダーバーグ会議が開催】
1954(昭和29)年5月29日、オランダ・オーステルベークにあるビルダーバーグホテルにて、「ビルダーバーグ会議」が開催されました。
政治家、官僚、世界的企業の重役、金融機関の代表、ヨーロッパの王族、貴族といった世界的に影響力のある各代表者が、約150名近くも一同に介するこの会議は、陰のサミットとも呼ばれていて、会議での討議内容は、完全非公開で、記事にすることも許されていません。
そのため、会議後は多くの憶測や推論が飛び交うなど、注目を集める会議です。
会議名は、第1回会議が行われたホテル名にちなんでいますが、以後、毎年欧州にある主要都市のいづれかで同会議名のまま開催されています。
(以上、ネット検索より)