12月17日は、飛行機の日&明治ブルガリアヨーグルトの日&「太陽の石」が発掘される&日本初のモノレールが運行開始
【飛行機の日】
1903(明治36)年12月17日、ノースカロライナ州キティホーク(アメリカ)の海岸にて、自転車製造業を営んでいた、ウィルバー、オーヴィルのライト兄弟が、人類初の動力飛行機の初飛行に成功 したことにちなんで、記念日が制定されています。
ライト兄弟が制作した「フライヤー1号」での最初の飛行テストは、まず弟のオーヴィル氏が約12秒間の飛行に成功。
続けて行われた4回目には、兄ウィルバー氏の操縦で、走行時間:59秒、飛行距離:約260mの記録を樹立。
それまで、多くの企業や個人によってフライト飛行は試されていたものの、失敗が続いていて、人類の長年の夢とされてきた空を飛ぶ技術の発表は、以後続いていく、航空開発の大きな一歩でした。
《ライトグライダー(Wright Glider)》
有人動力飛行を目指したライト兄弟が、世界初の飛行機であるライトフライヤー号に先行して製作した3機のグライダーです。
兄弟は、動力機開発の前に、まずグライダーでの操縦系統と操縦方法の開発を意図していました。
予備試験機として、凧も1機作られています。
【明治ブルガリアヨーグルトの日】
1973(昭和48)年12月17日に、日本で初めて「明治ブルガリアヨーグルト」が販売されたことにちなんで、同製品の製造・販売を行っている株式会社明治が記念日に制定しています。
ヨーグルトの本場とされるブルガリアからも認められたヨーグルトとして、発売以来、多くの人に愛され続けています。
また、時代に合わせて、ブルーベリー、いちご、アロエといった味も追加され、飲むヨーグルト、小パッケージタイプほか、バリエーションも増えています。
同社のホームページでは、明治ブルガリアヨーグルトを使った、オリジナルのアレンジレシピも紹介されています。
https://www.meijibulgariayogurt.com
【「太陽の石」が発掘される】
1790(寛政2)年12月17日、メキシコシティ(メキシコ)中央広場で、「太陽の石」が発掘されました。
未だ謎多き、古代アステカ文明を知る手がかりのひとつとして、発掘時から世界中で大きく取り上げられました。
発掘された太陽の石は、直径=約3.6m、重さ=約24t、岩質=玄武岩の円形に型どられた「モノリス」で、細やかな彫刻が施されています。
《モノリス》
意味:「ひとつのもの」または「孤立した岩」という意味のギリシャ語。
一般的には、ひとつの巨岩から造られた、石柱、記念碑、何かしらの人工物を指す場合が多いです。
太陽の石は、一種の暦だったと考えられていることから、「アステカカレンダー」とも呼ばれています。
また、測量技術や時代を考慮すれば、極めて精度の高いカレンダーとされています。
解釈によっては、アステカカレンダーに描かれている最後の時代とされる「第5の時代」は、2012年12月22日までで終わっていることから発展して、2012年人類滅亡説が一時話題になりました。
が、太陽の石に描かれた各時代の終わりは、滅亡等ではなく、新たな時代の幕開けと捉えるのが、マヤ文明から繋がるアステカの考え方と言われています。
近年の発掘調査には、最新の科学技術が使用されていて、中でも、2018(平成30)年に行われたライダー(LIDAR)と呼ばれるレーザー光走査による上空からの探索調査では、マヤ文明の都市遺跡近くの密林や地底に、約6万もの建造物が確認されていることから、時代とともに埋まってしまった数々の遺跡群の発掘に、大きな注目が集まっています。
【日本初のモノレールが運行開始】
1957(昭和32)年12月17日、上野動物園(東京都)内に、日本初のモノレールである「上野モノレール」が開業しました。
正式名称:東京都交通局上野懸垂線
上野動物園の東園と西園を結ぶための交通手段として設置されたモノレールは、公共機関ではなく、上野動物園内の遊具の一種とされています。
が、路線自体は鉄道事業に区分されているため、管理は上野動物園ではなく、東京都交通局が行っています。
《上野モノレール》
走行距離=約332m
所要時間=約1分30秒
運行間隔=約7分
賃料=中学生以上:150円、2歳以上:80円
長年親しまれていた上野モノレールですが、現行車両の経年劣化や安全確保の観点から、2019(令和元)年11月1日以降の運行は休止しています。
しかし、管理を行う東京都建設局は、2026年度中に、新たな代替乗り物の供用を開始する計画を発表しています。
《余談》
旅客用としての公共機関モノレールは、1964(昭和39)年9月17日に開業した「東京モノレール」が最初とされています。
(以上、ネット検索より)