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12月22日は、日本初内閣が組閣&改正民法公布記念日&労働組合法制定記念日&シーラカンスが初めて発見される

【日本初内閣が組閣】

伊藤博文:初代・内閣総理大臣

大宝律令以来続いていた太政官制が、1885(明治18)年12月22日に廃止され、新たに「内閣官制」が公布、即日発行されたことで、日本初の内閣が発足しました。

(初代)内閣総理大臣:伊藤博文:45歳
外務大臣:伊藤博文:45歳、井上馨(かおる):51歳、大隈重信:47歳
内務大臣:山県有朋:48歳
大蔵大臣:松方正義:52歳
文部大臣:森有礼(ありのり:38歳

平均年齢:46.2歳と、歴代の中でも圧倒的に若い人事での組閣でした(年齢はいずれも就任当時)。


【改正民法公布記念日】

1947(昭和22)年12月22日、民法第4編と第5編を全面改正する改正法が公布されたことにちなんで、記念日が設けられています。

この改正によって、家父長制の家族制度が廃止され、新たな戸籍は夫婦単位です。

家父長制=年長の男性に家族の全権限が与えられる家族制度。


【労働組合法制定記念日】

大正時代から労働組合運動は盛んになっていましたが、戦前には法整備が実現せず、戦後、議会へ提出された「労働組合法案」が可決されました。

可決された法案が、1945(昭和20)年12月22日に、「労働組合法」として正式に公布されたことで、制定の経緯から上記名称で記念日が設けられています。

施行:1946(昭和21)年3月1日

労働組合法は、労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権(ストライキ権)の各保障について定めた法律で、労働三法のひとつに数えられています。

労働三法=労働基準法、労働組合法、労働関係調整法。


【シーラカンスが初めて発見される】

1938(昭和13)年12月22日、南アフリカ東岸沖で漁を行っていた漁船が、体長約1m50cmの奇妙な魚を捕獲。

捕獲した魚は数時間後に息絶えてしまうものの、専門家による見解で、この魚が「シーラカンス」だと認定されました。

約4億年前に出現し、約7,500万年前には絶滅してしまっていただろうと、学会でも考えられていたシーラカンスが捕獲され、(一時的に)生存が確認されたことは、生態学者のみならず、世界中に報道され、大きなニュースでした。

1952(昭和27)年12月20日には、同じアフリカのマダガスカル島沖でも、シーラカンスの捕獲に成功していて、この時は、生存したままでの学術調査に初めて成功しています。

1998(平成10)年にも、インドネシア沖合で捕獲が確認されていて、その生態系を紐解くきっかけの発見が続いています。

《余談》
生存した状態でのシーラカンス捕獲に成功した12月20日は、「シーラカンスの日」として記念日に制定されています。


(以上、ネット検索より)

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