6月3日は、雲仙普賢岳祈りの日&測量の日&ウェストン記念日&福本豊氏が盗塁数世界記録樹立(当時)&札幌ドームが開業&世界自転車デー
【雲仙普賢岳祈りの日】
1991(平成3)年6月3日、長崎県島原半島中央部に位置する雲仙普賢岳で、大火砕流が発生しました。
《経緯》
前年の1990(平成2)年11月17日には約200年ぶりに噴火が起こり、火山活動が活発になった雲仙普賢岳で、今度は大火砕流が発生。
噴火避難勧告地区内では、一般市民の他にも警戒中だった、消防団員、警察官、報道関係者を含む多くの人が巻き込まれ、死亡者数:40名以上、行方不明者:3人もの犠牲者を出す災害でした。
雲仙普賢岳の大火砕流災害で亡くなった方への追悼の意と未来への訓示の意味合いを込めて、長崎県島原市が記念日として制定しています。
この時起こった大火砕流で、家を失った被災者の多くが移り住んだ同市には、「噴火災害犠牲者追悼之碑」が建てられています。
また、島原復興アリーナの海岸側には、「消防団殉職者慰霊碑」が建てられていて、例年6月3日には碑の前に献花台が設けられ、大火砕流の発生時刻である16時8分に、サイレンとともに黙祷 が行われています。
他にも、当時の記録を後世に伝えるための、犠牲者追悼式、手紙・写真パネル展が開催されるなど、全国各地で追悼行事が行われています。
【測量の日】
1949(昭和24)年6月3日に、「測量法」が公布されたことにちなんで、建設省(現:国土交通省)が記念日に制定しています。
測量や地図への幅広い理解と関心を深めてもらうことが提唱されていて、国土地理院が運営し、茨城県つくば市に位置する「地図と測量の科学館」では、例年6月に、「測量と地図のフェスティバル」が開催されていて、測量を身近に感じてもらうための取り組みが行われています。
《余談》
日本各地の標高を決める基準地の日本水準原点は、国会の前庭に指定されています。
同場所から東京湾の平均水面を「0」とし、国会の前庭の標高の24.3900m地点が、日本の水準原点値です。
【ウェストン記念日】
日本アルプスを初めて踏破し、日本近代登山の祖と称されるウェルター・ウェストン氏の活躍を讃え、山開きの6月の始めには、「ウェストン祭」が開催されることが多いことから、その直近日の6月3日に記念日が設けられています。
ウェストン祭に合わせて、長野県上高地の梓川河畔にあるウェストン碑の前では、例年、献花や記念講演が行われています。
【福本豊氏が盗塁数世界記録樹立(当時)】
1983(昭和58)年6月3日、阪急ブレーブス(現:オリックスバファローズ)の福本豊選手が、939盗塁 の世界記録を樹立し、それまで、MLBのルー・ブロック氏が所持していた記録を更新しました。
福本選手は、当時の他の選手に比べて格段に足が速いわけではなかったと評されるも、走行時に左右の歩幅がほぼ同じで、ブレがない陸上短距離走選手の理想とも言えるフォームに加えて、圧倒的な度胸と、投手のピッチングの癖を徹底的に研究した賜物で、世界記録樹立に至るまで盗塁数を積み重ねていきました。
その後盗塁数は、通算1065盗塁まで延びていて、世界の福本、世界の盗塁王と称されています。
1,066盗塁:リッキー・ヘンダーソン氏:MLB:1993(平成5)年樹立。
【札幌ドームが開業】
2001(平成13)年6月3日、北海道札幌市に位置する「札幌ドーム」が一般開業しました。
正式開業日:2001(平成13)年6月2日
札幌ドームは、Hiroba(ヒロバ)の愛称で親しまれ、北海道日本ハムファイターズ:プロ野球、コンサドーレ札幌:Jリーグのホームスタジアムとしても活用されています。
しかし、北海道日本ハムファイターズは、2023(令和5)年に、「エスコンフィールドHOKKAIDO」へと本拠地が移転しています。
また、野球用の人工芝とサッカー用の天然芝の交互移動を可能にした「ホヴァリングシステム」を、世界で初めて採用したドームでもあり、2023(令和5)年末の時点では、日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムでした。
上記興行の他にも、コンサート会場や各種イベントにも利用されていて、様々な国際大会の会場としても活用されています。
【世界自転車デー】
アメリカの社会学教授レシェク・シビルスキー氏の提唱により、国際デーとして6月3日に記念日が制定されています。
国際表記:World Bicycle Day
自転車は単なる交通手段だけでなく、環境を汚さず、割と気軽に出来る有酸素運動としても活用できる他、知っている場所でも自転車で周ってみると、車やバイクでは気付かなかった意外と新たな発見があるかもとされていることから、中・長距離間での自転車移動が推奨されています。
また、各種SNSなどでは、例年6月3日に「#June3WorldBicycleDay」のハッシュタグが付けられ、自転車好きな人々による、さまざまな種類の自転車活動の様子がシェアされるなど、世界的な交流が広がっています。
(以上、ネット検索より)
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