5月20日の誕生花🌸
タイツリソウ
=あなたに従う、恋心
カタバミ
=喜び、輝く心、母のやさしさ
オダマキ
=愚か、勝利への決意、心配して震えている、あの方が気がかり
《タイツリソウ》
春にユニークな形の花を咲かせる、ケシ科の耐寒性多年草。
草丈は40~60cmほどで、枝垂れた茎にハートの形をした花を連ねて咲かせます。
その花姿は、釣りざおに多数の鯛がぶら下がっているように見えることから鯛釣り草(タイツリソウ)という名が付きました。
花色は、ピンクや白があります。
別名でケマンソウと呼ばれるようになったのは、仏堂の装飾具として使われる「華鬘(けまん)」が語源です。
華鬘とは華やかな草花で作った髪飾りのことで、仏像の前に吊り下げて、顔を隠すために使われます。
華鬘がこの花の形に似ているため、ケマンソウ(華鬘草)という名が付いたと言われています。
森林などの湿った場所に自生している植物なので、直射日光や西日が当たらず、木漏れ日が差すくらいの明るい日陰や半日陰のような場所を好みます。
茎葉が柔らかく、全体的に華奢でしっとりした植物です。
葉がボタンの葉の形に似ていることから、フジボタンやケマンボタンなどと呼ばれることもあります。
寒くなると休眠して、地上部が枯れますが、水が切れなければ根が生きているので、春にまた芽吹きます。
また、全草に毒性があるので、誤って食べないように注意が必要です。
《カタバミ》
家紋で見たことがあると思いますが、ハート形の葉をしている植物です。
クローバーに似ていますが、カタバミは黄色い小さな花を咲かせます。
この植物は強い繁殖力があるため、それにあやかって子孫繁栄を願い、家紋にする家が多く、日本5大家紋の一つです。
この植物は道端や畑で見ることが出来、都会のコンクリートの間からでも、顔を出すことがあるかもしれません。
片喰紋・酢漿草紋(かたばみもん)は、五大紋の一つとして知られています。
一度根付くと絶やされることがなく、むしろ絶やすことが困難です。
そうした性質から、武家の間では「家運隆盛」「子孫繁栄」の縁起を担いで、家紋として用いられました。
土佐の長宗我部家の「七つ酢漿草(カタバミ)」など、酢漿草紋を家紋とする戦国大名や武将も少なくなかったようです。
根付くと絶えないので、雑草として扱われています。
葉の形がクローバーによく似ていて、間違われることが多いですが、カタバミの葉は傘を折り畳むように折れ曲がり、クローバーは折り曲がることはありません。
カタバミがあれば、そこには「ヤマトシジミ」という小さな蝶を見かけることが多いです。
ヤマトシジミの幼虫は、カタバミを好んで食べることが知られていますが、それだけではなく、カタバミに産卵します。
ヤマトシジミは、カタバミと一緒に育っていきます。
《オダマキ》
オダマキ属の植物は約120種類あり、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・北アメリカに自生しています。
品種にもよりますが、花のように見えているのは5枚のガクで、その中央にあるのが5枚の花弁の花です。
春から夏にかけて、非常に個性的な花を咲かせます。
オダマキは、全体に毒性があります。
また、日向でも日陰でも育ちますが、夏の強い陽射しを好まないため、気を付けなければ枯れてしまう恐れがあります。
内側に曲がった花は満開になることはできず、下向きに俯くような花姿が美しいと言われています。
多年草ですが、寿命は短く、1年草のように扱われることが多いようです。
(以上、ネット検索より)