10月10日は、日本銀行が開行&東京オリンピック1964が開会&島の日&赤ちゃんの日&まぐろの日&日本で初めて缶詰が作られる&目の愛護デー&世界メンタルヘルスデー
【日本銀行が開行】
1882(明治15)年10月10日、東京都中央区日本橋に「日本銀行」が開行しました。
日本銀行法に基づいた財務省所管の認可法人で、日本国の中央銀行として運営が続いています。
開行当時は、建物自体未完成状態だったものの、業務に支障はないとのことから運用が開始され、日本紙幣の発行、発券、管理、政府の銀行としての役目、各国中央銀行や公的機関との間の国際関係業務、銀行などの金融機関同士の取引決済、経済統計の作成および公表、公開市場操作をはじめとした、多岐に渡る業務を行っています。
《余談》
日本銀行の建物自体が完成したのは、1896(明治29)年3月22日のことで、完成当時は、建物を真上から見ると円の文字に見えることも話題となりました。
【東京オリンピック1964が開会】
1964(昭和39)年10月10日、アジア地域初の開催である「1964年東京オリンピック」が開会しました。
1964年東京オリンピック:第18回夏季オリンピック東京大会
オリンピックが日本で開催されることは、第二次世界大戦で敗戦した日本が急速な復活を遂げ、再び、国際社会に復帰する象徴としての意味合いもあり、それまでのオリンピックとしては、過去最多の出場国が参加しています。
また、地元開催の日本は、出場選手が躍動し、金メダル:16個、銀メダル:5個、銅メダル:8個 と、アメリカ、ソ連に次ぐ好成績を収め、大国にも負けない素晴らしい活躍は、連日、日本中を沸かせました。
競技以外にも、東京オリンピックの影響として、道路整備の改善、TV中継技術の向上、カラーTVの普及、宿泊施設の西洋化、最新設備を備えた建築物などなど、文化的にも大きな発展を遂げ、オリンピック景気をもたらしました。
【島の日】
1998(平成10)年10月10日午前10時10分に、日本の有人島425島を見直し、光をあてようとする「日本の島425プロジェクト」がスタートしました。
同プロジェクトは、志茂田景樹氏:作家、平松暁(さとる)氏:グラフィックデザイナーらが推進していて、同日には、沖縄県八重島列島の竹富島で、「10月10日を島の日にする」と宣言したことにちなんで、記念日が設けられています。
大きく見た場合、日本も島国であり、また沿岸沿いには、島々を内包している都道府県も多いことから、地域ごとに特色の異なる島々を知り、その島に根付く伝統や文化を学び、広め、保護していくことが提唱されています。
【赤ちゃんの日】
妊娠期間は約10ヶ月で、十月十日(とつきとおか)とも言われていることにちなんで、赤ちゃん用品を取り扱っている株式会社赤ちゃん本舗が、10月10日に記念日を制定しています。
同記念日は赤ちゃんだけでなく、お父さんやお母さんの幸せを願って設けられていて、同社が展開している実店舗「アカチャンホンポ」や、各種SNS上では、親子イベント、赤ちゃんグッズキャンペーン、(育児などの)オンライン講座、プレゼント企画をはじめとした、様々な企画が展開されています。
【まぐろの日】
第45代聖武(しょうむ)天皇のお伴で、明石に赴いた山部赤人(やまべ のあかひと)が、726(神亀3)年10月10日に、まぐろ漁を称えた歌を詠んだとされる内容が、「万葉集」に記載されていることにちなんで、日本かつお・まぐろ漁業協同組合連合会が、記念日に制定しています。
回遊魚の代表格として、古くから日本人に親しまれているまぐろは、大トロ、中トロ、トロの人気部位以外も美味しく食べることができることから、様々なまぐろ調理の活用法が紹介されています。
《余談》
まぐろは漢字で鮪と書きますが、これは、エラ呼吸で水から酸素を取り込んでいて、窒息死を防ぐために、いろんな海流を泳ぎ続けている特性があり、どこの海にもいる(≒有る)魚という意味合いから「鮪(まぐろ)」の字が充てられたとされています。
【日本で初めて缶詰が作られる】
1872(明治5)年10月10日、日本初の缶詰である、イワシの油漬け(通称:オイルサーディン)の製造に成功しました。
当初は保存食として生産され、油も高価だったことから、椿油が使用されていたものの、腐りにくい、持ち運びやすい、すぐ食べられることに加えて、美味しいと評判を呼び、独身者や学生を中心に大ヒットを記録。
缶詰の大ヒットを受けて、1877(明治10)年10月10日には、北海道開拓使が北海道石狩町に、日本初の鮭の缶詰量産用工場を開設し、以後、缶詰市場が一大産業として拡大していきました。
日本で初めて缶詰が作られた日と、日本初の缶詰の量産工場が開設された日が同じ10月10日だったことから、10月10日は「缶詰の日」として、日本缶詰協会が記念日に制定しています。
【目の愛護デー】
「1010」の「10」を右に90°倒したら、目と眉の形に似ていることと、目と眉は2つずつあることにちなんで、元々は、盲目者のサポート活動を展開している中央盲人福祉協会が、10月10日に「視力保存デー」として記念日を制定していました。
1963(昭和38)年10月10日には、角膜移植や眼球移植をサポートする「アイバンク」が開設されたことから、現:厚生労働省が上記記念日を継承し、「目の愛護デー」と改称して、記念日を再制定しています。
目に関する伝染性疾患予防、失明者ケア、緑内障治療の福祉活動が展開されている他、近年は、スマホや関連電子デバイスの普及により、若年層でも視力低下が著しいことから、例年10月10日を含めた前後の週には、全国各地で日本眼科医会も参加したイベント等が行われています。
【世界メンタルヘルスデー】
世界精神衛生連盟(WFMH)が国際デーとして、10月10日に記念日を制定しています。
国際表記:World Mental Health Day
現代病とも言えるストレスをより軽減させる方法や、誰しもが潜在的に持っているとされる、鬱などの精神疾患症状を広く認知してもらうための活動が、世界的に展開されています。
また、社会問題に対して、賛同や支援を表明する活動の一種でもある、アウェアネスリボン運動の一環として、日本でも、シルバーリボン活動が展開されています。
シルバーリボン=脳や心に起因する疾患・障がい、およびメンタルヘルスへの理解を促進することを目的とした運動のシンボル。
(以上、ネット検索より)
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