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10月22日は、平安遷都の日/時代祭&明治神宫外苑が完成&「即位礼正殿の儀」が執り行われる&キャットリボンの日(猫のピンクリボン)&日本初の長編カラーアニメーション映画が公開&図鑑の日&パラシュートの日

【平安遷都の日/時代祭】

旧暦にあたる延暦13年10月22日(新暦:794年11月22日)、時の第50代桓武天皇が、それまでの長岡京から京都の山背国葛野郡(やましろこくかどのぐん)へ遷都を行ったことにちなんで、記念日が制定されています。

平安京への遷都は 日照りによる飢饉、疫病の大流行、桓武天皇近親者の相次ぐ死去、伊勢神宮正殿の放火、大雨による大災害などなど、当時不吉なことが相次いだ厄払いを行うべく、占術によって実施されています。

導かれた地への遷都を行った後日に、新たな新京を「平安京」と命名しています。

また、平安遷都1,100年を記念して創建された平安神宮にて行われる「時代祭」は、京都三大祭にも数えられていて、例年10月22日に開催されています。

時代祭

《京都三大祭》
葵祭:5月15日:下鴨神社、上賀茂神社
祇園祭:7月中旬あたり:八坂神社(四条河原町〜烏丸御池)
時代祭:10月22日:平安神宮


【明治神宮外苑が完成】

明治神宮外苑・銀杏並木

1926(大正15)年10月22日、東京都の新宿区と港区にまたがる明治神宮外苑が完成しました。

明治天皇が残された業績を、後世に伝えていこうとの趣旨で建設された洋風庭園は、明治神宮を内苑と呼ぶのに対して、「外苑」と命名されました。

また、明治神宮が外苑を管轄している関係で、明治神宮の敷地の一画と見なされています。

加えて、広大な敷地の外苑には、イチョウ並木、明治神宮野球場、明治公園、聖徳記念絵画館、秩父宮ラグビー場(※)、国立(霞ヶ丘)競技場(※)も内包していて、特に紅葉時期には、多くの訪問者で賑わっています。(※)マーク国営施設


【「即位礼正殿の儀」が執り行われる】

第125代天皇明仁(あきひと)様の譲位に伴い、第126代天皇として御即位された徳仁(なるひと)天皇。

御即位自体は、2019年5月1日から元号を令和に改元され、済まされていましたが、今上天皇の御即位を広く披露するための「即位の礼」が、2019(令和元)年10月22日(火)〜31日(木)の期間、国の儀式として執り行われました。

徳仁天皇の即位により、天皇誕生日の祝日は、12月23日から2月23日に変更されています。


【キャットリボンの日(猫のピンクリボン)】

10月は、アウェアネス・リボン運動のひとつの「乳がん啓発月間 (ピンクリボン月間)」であることと、猫の鳴き声=ニャン(2)ニャン(2)の語呂合わせにちなんで、動物のがん治療に取り組んでいる日本獣医がん臨床研究グループが、10月22日に記念日を制定しています。

人間と同じく、猫のがん発症率は高いとされていて、その中でも、乳がんの割合が非常に高いことから、愛猫の病気に対する早期発見・早期治療が提唱されています。

その一環として、キャットリボン運動のHPでは、猫の乳がんチェック方法などの情報が発信されています。


【日本初の長編カラーアニメーション映画が公開】

1958(昭和33)年10月22日、日本初の長編カラーアニメーション映画「白蛇伝」が公開されました。

《白蛇伝》
監督・脚本:藪下泰司氏
制作:大川博氏
声出演:森繁久彌氏、宮城まり子こ氏、他
上映時間:79分
配給:東映

「白蛇伝」は、中国の四大民間説話のひとつで、以後続く、日本のアニメーション映画の礎であり、宮﨑駿氏も、この作品を鑑賞したことが、アニメショーン業界に入るきっかけのひとつとされています。

また、同作品制作にあたり新設された「東映動画スタジオ」は、アニメーション映画製作の人材育成場所となり、後に「ルパン三世」シリーズ、「未来少年コナン」シリーズ の監督を務めた大塚康生氏も、東映動画スタジオの門下生でした。

そして、この日は、アニメの日として記念日に制定されています。


【図鑑の日】

1908(明治41)年10月22日、日本で初めて図鑑の名がつく書籍「日本植物図鑑」が発行されたことにちなんで、福岡市の医療法人・元気が湧くが開設した図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリー ビブリオ」が記念日に制定しています。

日本植物図鑑=著:牧野富太郎氏

元々は生物学の分野で、生物や植物の種を正確に同定するための補助ツールとして作成された図鑑は、各国それぞれ独自の発展をしていて、特に、日本の科学的に正確で鮮明な画像と解説文を組み合わせた表示形式は、世界的にも高い評価を得ています。

近年では、より簡易化され、児童教育や未習学者の入門書としても使用されています。

同記念日を制定した「絵本と図鑑の親子ライブラリー ビブリオ」では、図鑑を通して、形のあるものを立体的に捉え、想像力を育む図鑑の魅力をより多くの人に知ってもらうことが提唱されています。


【パラシュートの日】

1797(寛政9)年10月22日、パリ公園(フランス)で、アンドレ=ジャック・ガルヌラン氏が、高度約2,400mに上昇していた気球から、直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降りました。

着陸時に衝撃があったものの、同氏は無傷で着地に成功。

これが、世界初のパラシュートによる人間の降下とされることから、記念日が制定されています。

パラシュートという言葉は、イタリア語とフランス語の、parare:守る:イタリア語、chute:落ちる:フランス語、それぞれの単語を組み合わせた造語で、世界の多くの国や地域で使われている共通単語です。


(以上、ネット検索より)

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