
3月3日の誕生花💐
モモ(桃)
=私はあなたのとりこ、天下無敵、気立ての良さ
レンゲソウ(ゲンゲ)
=あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ、心がやわらぐ、私の幸福
ハナモモ
=気立てのよさ、あなたに夢中、恋のとりこ
【モモ(桃)】

バラ科サクラ属の植物で、和名は「桃」、別名「花桃(ハナモモ)」「毛桃(ケモモ)」などとも呼ばれています。
原産地は中国で、花色はピンク色のほかに赤色や白色があります。
春に梅の花が咲き終わる頃、桜と一緒に咲き始める桃は、春を報せる花の一つとして有名です。
日本に入ってきたのは非常に古く、弥生時代の遺跡から、桃の種子が見つかったという記録があります。
ですから、弥生時代には、既に日本に渡っていたことが考えられます。

原産地の中国では、桃は不老長寿の花として考えられていて、邪気を払う神聖な花として捉えられていたそうです。
日本では、昔から鬼や悪魔などの魔除けとして考えられていて、そのため、女の子の節句として成長と幸せを祈願して、桃の節句が一つの行事として広がったと考えられます。
「桃」という名前は、実がたくさんなることから、「百(もも)」が語源になっているという説があります。
また、赤い実を付けることで、「燃実(もえみ)」と呼ばれたことが由来だという説もあるようです。

花言葉「私はあなたのとりこ」は、昔から桃が女性の性の象徴とされてきたことに由来していると言われています。
また、「天下無敵」は、桃が邪気を払い、不老不死の植物として信じられてきたことに由来するとされています。
【ハナモモ(花桃)】

バラ科サクラ属の落葉中高木で、観賞用に改良されたものです。
中国ではモモ(桃)は禍を避け、福を招く縁起の良い木と考えられ、日本に渡来したのは、弥生時代と言われています。
現在では、桃の節句に飾られ、2月~3月上旬にかけて、たくさんの枝ものが生花として流通します。
日本で観賞用の花木として栽培されるようになったのは江戸時代で、現在栽培される園芸品種の多くも、江戸時代に作出されました。

樹高は最長で8mに達しますが、樹形には、立性、枝垂れ、ほうき立ちなどがあり、場所に適した品種を選ぶことができます。
開花時期は、梅と桜の間の頃の3月~4月にかけてです。
花の色は、ピンクや白の他、1本の桃から紅白の花が開花する源平咲きもあります。
【レンゲソウ(蓮華草)】

マメ科ゲンゲ属の植物で、和名は「紫雲英(ゲンゲ)」や「翹揺(ゲンゲ)」などと呼ばれていて、別名「翹揺草(ゲンゲソウ)」「蓮華(レンゲ)」などとも呼ばれています。
原産地は中国で、赤色や白色、紅紫色、紫色などの花色があります。
《レンゲソウにまつわるギリシア神話》
ある日のこと、仲のいい姉妹が祭壇に捧げる花を摘みに野へと行きました。
姉妹は水辺に咲いているレンゲソウを見つけ、その花を摘んだのです。
すると、折った茎から血が流れました。
その花は、ニュンペー(ギリシア神話の精霊や下級女神)が、嫌な男から逃れるために姿を変えたものだったのです。

そうとは知らずに、その花を摘み取った姉妹の姉の足は、草へと変化し、そして、根が張ってしまいました。
姉が最後に妹に残した言葉は、「花は全て女神が姿を変えたものだから、もう花を摘むのはやめて」というものでした。
その言葉を最後に、姉はレンゲソウになってしまったのです。
また、レンゲソウという名前は、花が蓮(ハス)によく似ていることに由来して付けられたと言われています。
そして、春に蓮(ハス)によく似た花を咲かせるのです。
花言葉「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」や「心が和らぐ」は、レンゲソウに薬効があることに由来して付けられたとされています。

(以上、ネット検索より)