9月30日は、紅葉の見頃予想発表日&埼京線が開業&交通事故死ゼロを目指す日&八月十八日の政変&クレーンの日&世界翻訳の日/翻訳の日
【紅葉の見頃予想発表日】
例年9月30日は気象庁が毎年「全国紅葉の見頃予想」を発表しています。
世界の約60数ヵ国で、生物や植物の季節観測は行われていますが、行政機関が紅葉や桜の開花を予想する国はほとんどないなかで、全国紅葉の見頃予想は、四季に恵まれた日本ならではの予測 です。
【埼京線が開業】
1985(昭和60)年9月30日、大崎駅(東京都)〜大宮駅(埼玉県)を直通運転する「埼京線」が開業しました。
埼京線は、大崎駅〜大宮駅間を1本の路線で運行する各線の総称であり、JR公式路線名称としての埼京線は存在していません。
《埼京線》
山手線:大崎駅〜池袋駅
赤羽線:池袋駅〜赤羽駅
東北本線(支線):赤羽駅〜大宮駅
川越線:大宮駅〜高麗川駅
上記の各区間を乗換なしで運行している路線の総称。
埼京線は、人口の多い都県の各主要駅を最短で結ぶ路線のひとつでもあることから、乗車率は非常に高く、埼京線の開業以降、朝夕ラッシュ時の混雑率は150%を下回ったことがないことに加えて、最も乗車率が高い時には200%近くにもなると言われています。
そのため、乗車率改善に向けて、停車駅を限定した路線の運行、本数の増加、運行ダイヤの改善、始発駅の増加といった、様々な施策が継続的に実施されています。
【交通事故死ゼロを目指す日】
交通死亡事故の統計が取られ始めた1968(昭和43)年以来、死亡事故が起きなかった日が1日も存在しないことを鑑みて、日本政府が生活安心プロジェクトの一環として、2008(平成20)年から取り組んでいる施策であり、交通事故死ゼロを目指す日は、
2月20日・4月10日:春の交通安全
9月30日:秋の交通安全
上記の年3回設けられています(年度により変動あり)。
また、例年9月21日~9月30日は、「秋の全国交通安全運動」として、国民一人一人が交通ルールを守り、交通マナーを実践することが呼びかけられています。
近年は、自身がどんなに気をつけていても、思わぬ形で巻き込まれてしまう交通事故が多発していることから、インターネット、SNS ポスター、街頭掲示板を含む、多方面での啓発活動が展開されています。
【八月十八日の政変】
江戸時代末期の1863年9月30日(旧暦:文久3年8月18日)、幕府を支持する公武合体派が、武力行使を主張する尊皇攘夷過激派を、京都から排除したクーデター「八月十八日の政変」が起こりました。
《かんたんな経緯》
当時、盛んに諸外国から開国を迫られていた日本において、「外国からの船や外国人はすべて(武力で)追い払え!」と唱える公家や長州藩を中心とした尊王攘夷派と、「なんとか話し合いで解決の道を探したい!」とする公武合体派に大きく意見は分かれていました。
そんな折、公武合体派は、長州藩が朝廷を利用して、孝明天皇を強引に御所から出し、外国船打ち払いの陣頭指揮を取らせようとする計画があるとの情報をキャッチ。
孝明天皇に、自ら軍の指揮を執ってまで外国を打ち払う意思がないことを確認した公武合体派は、会津藩、薩摩藩 に協力を仰ぎ、計画実行前に長州藩や公家の有力者たちを朝廷から排除することに成功しました。
政変後、実際に計画を未然に防いだのは、会津藩、薩摩藩の諸藩で、幕府はほぼ何もしなかったことから、以後、諸藩が大きく力を付け、逆に幕府は弱体化していく契機だったと捉えられています。
また、追放された長州藩も失地回復を狙い、以後に起こる、池田屋事件、禁門の変の火種でした。
【クレーンの日】
1972(昭和47)年9月30日に現行の「クレーン等安全規則」が公布されたことにちなんで、日本クレーン協会とクレーン・ボイラ安全協会が、記念日に制定しています。
例年9月30日に近い週末には、「全国クレーン安全大会」が開催されていて、クレーンを扱う技術者の腕を競う大会は、まさに職人技の妙技が見られることから、多くの観衆が集まり、年々注目度も高まっています。
【世界翻訳の日/翻訳の日】
キリスト教の聖職者で、聖書をラテン語に翻訳したヒエロニムス氏の功績を讃え、国際翻訳家連盟が、同氏の忌日(420年9月30日)である9月30日に、国際デーとして記念日を制定しています。
国際表記:International Translation Day
ヒエロニムス氏は、四大ラテン教父のひとりとされている人物で、「新約聖書」「旧約聖書」の両書を、原典からラテン語に訳した功績が賛えられています。
また、同じ理由から、翻訳者や翻訳団体で結成されている日本翻訳連盟(JFT)が、「翻訳の日」として、日本独自の記念日を制定しています。
(以上、ネット検索より)