御裸イ坂〜裸舞姫美礼 012/小説+詞(コトバ)
「すてきなお話ね。ありがとう! でも、これをどうやって舞台にするの?」
「音楽物語にしようと思います」
「ふ~ん。私には全然わからないけど、頑張って書き上げてね。私のためじゃなく、あなたのために!」
「はい、頑張ります」
翌日、二人は南へと旅立ちました。
そこにも、美味しい食べ物がたくさんありますから、期待で胸をワクワクさせ、南の街の観客は、ミレイたちを受け入れてくれるのかという不安には、胸をドキドキさせ、そうこうしているうちに、最初の街に着きました。
南の街を回っている間に、空(アケル)は、脚本を書き上げることが出来るのでしょうか?
そして二人は、愛を育み合うことが出来るのでしょうか?
きっと、終わらない明日を連れて来る、この空(そら)だけが知っているのでしょう。