見出し画像

フウセンカズラ

【フウセンカズラ(風船葛)】

学名:Cardiospermum halicacabum
英名:Balloon vine
ムクロジ科
フウセンカズラ属

フウセンカズラはアジア・アフリカ原産の蔓性植物です。
春に種まきをして夏にぐんぐん蔓を伸ばし、白い小さな花を咲かせます。


花のあとに、風船のような実ができます。
最初は小さいのですが、どんどん膨らみます。
風船の名のごとく、中は空洞で種が3つ入っています。


熟してくると茶色になります。


完全に熟したものの収穫をはじめました。



中にはハート模様と言われる種が入っています。
だいたい3粒です。
ハート模様のほか、猿の顔にもたとえられます。




コルク栓の硝子壜に種を20粒入れて、上記線画のラベルを貼ってお届けします。

単純に栽培用はカフェにて無料配布しています。



【栽培】

播種:適温20℃超え

お住まいの地域にもよるかと思いますが、東京だとGW頃に播きます。移植しなくて済むように最初から直播きかプランターを用意します。

覆土は1cmくらい。

深さのある容器に播くように書かれていることも多いのですが、丈夫なので深さがなくても横に根をはります。

実は、きらら舎屋上庭では、排水溝のあるところに溜まった土から生えていて、毎年、そこではこぼれ種が出芽しています。

背後に柵や蔓を這わせられるネットなどのある所に小さな横長のプランターを置いて、10cm間隔で種を蒔き、成長してきたら間引くか、最初から20cm間隔に種蒔きをします。

大き目の丸い鉢に数粒蒔いて行灯仕立てにしても可愛いです。

土はホームセンターの培養土でOKです。高いものでなくてもかまいません。肥料はリンカリ肥料を選んでください(窒素が入っていない)。

グリーンカーテンにしたい場合は、伸びてきた部分を摘心します。本葉が7枚になった頃に摘心すると脇芽が出てよく広がります。そのままでももちろん大丈夫です。大きく広げたい場合は1株につき3回ほど摘心するともっさもさになります。



【何かにしたい♪】

伸びた蔓は実ごと切り取ってリースにできます。ただし、最初はきれいでもだんだん葉が萎れ、枯れて落ち、実は茶色になります。

この実を蒔くこともできますが、翌年用は別途、生きた蔓で成熟させたほうがよいです。

実は青いうちにシリカゲルに沈めると青いままのドライになります。

翌年のために、十分に成熟させた実を数個のこしておいて、茶色くしぼんできたら収獲します。



リースは、そのまんまにしておくとこうなります(2年前のもの)。
これはこれで雰囲気あります。



いいなと思ったら応援しよう!

さとうかよこ(きらら舎)
いただいたサポートは、著書特典やきらら舎にて還元していきたいと思います。