6年越しで受け取れた
6年前にホノルルマラソンに参加した。
私は持久走は苦手で、ましてやフルマラソンに挑むなんて夢のまた夢、みたいな人だった。
でも、とある講座でホノルルマラソンのチームを持つ人と出会い、「絶対誰でもゴールできますから」との言葉を受けて参加してみたいと思った。
ハワイへ行ってみたかった、というのもある。
当時、私の子供は5歳ともうすぐ2歳になるという時だった。
両家の実家は近くはなくて、新幹線で2時間と鈍行で1時間くらいの距離だった。
義理の両親に思い切って託児をお願いした。
搭乗日前日に子供を預け、私は10日間の旅に出かけた。
折角だから一番長居できる日程で行けばいいよ、と言ってくれた夫にも感謝しかない。
大会の2日前くらいに雨の公園を散歩していたら、ふいにハワイでの転生を思い出した。
私は自然や動物たちからとても愛されていたことを。
泣けた。すごく泣けた。
悲しい死を遂げたけれど、その愛された事実を、その感覚を思い出せたことはすごく良かった。
そのために、私はハワイへ行ったのだと思っていた。
だけど、今日ヒーリングした後でふとホノルルマラソンを思い出して、持久走の苦手な私がフルマラソンを完走だなんて、本当によく頑張ったなぁってしみじみ思った。
物凄い偉業を成し遂げたかのような感覚になった。
私は6年越しにしてようやく、42.195キロを完走できたことを労ることが出来て泣けた。
いろんな怖さを抱えつつも、挑んでくれてありがとう。
やり遂げられた私、本当に偉いよ。って。
自分を褒めるのはずーーっと苦手。
だからずっと取り組んできた。
そして今日はナチュラルに褒めれた。
夫の給料を何十万もかけて参加して、私はそんなことしても良かったのだろうか?
と、煙る思いが取りきれていなかったみたい。
でも、やっぱり行ってよかったんだ。
苦手なことでもやり遂げられたから、私は決めたら出来る力があるんだ。
自分の力をまた取り戻せた気がした。。