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シリコンバレープログラムでの学びとLetterMeのこれから
「シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト」の一環として次世代のイノベーションの担い手を育成することを目的に2015年度から始まった、「始動Next Innovator」。その7期生代表として、2022年7月17日~24日の期間、シリコンバレープログラムに参加をさせて頂きました。プログラム実施に向けご尽力いただきましたすべての関係者の皆さまに、改めて深く感謝申し上げます。
本当にあっという間の1週間だったので、自分自身の備忘録として、学び気づいたこと、そして今のリアルな気持ちをnoteにまとめておこうと思います。
はじまりは「Yes Andワークショップ」
サンフランシスコ国際空港に到着後、そのまますぐにWiLオフィスに向かい始まったのが「Yes Andワークショップ」。講師は米国在住のハリウッド俳優・プロデューサーのマシオカさん。マシオカさんのガイドに導かれ、頭ではなく、体と心を動かしながら「YesAnd」の精神に気づいていく、あっという間の4時間でした。
※WiLの琴さんが書かれた「YesAnd」マインドについての記事
思いついたことを素直に言ってみる、それが普段どれだけできていないのか、どれだけ「正解」を探そうとしているのか、自分自身へ自然とかけている呪縛にも気が付きました。安心安全の空間で、自分も相手も解放されて、思いついたことを思いのままに言ってみると、びっくりするようなアイデアが生まれるだけではなく、相手の思いがけない視点を知れて、さらに信頼関係が深まることも感じました。
No becauseでもなく、Yes but でもなく、Yes and.
「それいいね、それならさらにこれはどう。」
人生に対して、Yes andのマインドで向き合っていこうと強く思いました。
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Change Lives. Change Organizations. Change the World.
プログラムでは、シリコンバレーのエコシステムの中で大きな存在を放つスタンフォード大学にも行きました。この日は始動7期おそろいのポロシャツを着て、気分はまさにスタンフォード大学の学生です。
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「Change Lives. Change Organizations. Change the World.」
自分の人生を変えて、そしてまわりの組織を変えて、そこから世界を変えていく。この言葉から、本当に世界を変えていくような人材がどんどん輩出されていく場所。
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ただ、大学を見て歩く限り、他の大学にはない特別な何かがあるようには見えなかったのが正直な感想です。それはシリコンバレーの街を見ていても同じ感想で、だからこそ、目に見えない「知」「情報」「人的ネットワーク」の凄さがここにはあるんだろうと、そう感じました。
そしてもう1つ、これもきっと目に見えない空気のようなものだと思いますが、自分は何者であるかを定義する視点の高さというか、世界との距離の近さというか、きっと、「世界」を意識する場所にいることで、「世界」を変えれる、変えたい、と思う力が自然と育まれるんだろうと感じました。特別な何かがあったわけではないけれど、特別な空気を感じた、それがスタンフォード大学を歩いて感じたことです。
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記念にスタンフォード大学の学食でランチも食べました。とっても量が多く、食べ応えばっちり。スタンフォード大学の学生気分を満喫し、大満足の時間でした。
ローカル×ITで地球に優しいFARMSTEAD社
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ネット専業スーパーFarmstead(ファームステッド)社の拠点、倉庫を見学させて頂きました。ネットスーパーと聞くと、とっても大きな倉庫でたくさん保管されている商品をイメージしていましたが、Farmstead(ファームステッド)社はすべてその逆。とてもコンパクトな倉庫に、コンパクトに陳列されている商品。見学もあっという間に終わってしまいました。
お話しを聞きながら素敵だなと感じた点は、Farmstead(ファームステッド)社はローカルの食材をローカルで仕入れ、ローカルで届けている点。また売れる商品、いい商品、を入荷するために人が目利きをして営業をしていて、お客様と唯一の接点となるドライバーはすべて自社の社員。一方、在庫管理はすべてAI。在庫管理は人が行うよりもAIのほうが正確で、そのため食材の廃棄も圧倒的に低い数値を維持しているとか。人とテクノロジ―の強みを掛け合わせ、そしてローカライズされたビジネスモデルが、なんだかとっても温かかった。ガイドをしてくれたサラさんの人柄かもしれないけれど、そんなことを感じました。
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刺激いっぱいのサンフランシスコ
他にも、いろいろなスポットを巡りました。
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salesforceタワー60階からの景色は圧巻で、なぜかディスニーのような雰囲気を感じました。一つのサービスから世界観が作られていくってすごいですね。
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何よりも貴重な機会となった、メンタリング
プログラム後半では、メンタリングの機会を頂きました。オフラインでのメンタリングに向け、いざ、メンタリング会場へ行こうとUberを呼びだしてみると、渋滞で全く車が動いておらず、来ない・・・・!!!!やばい!どうしよう!と思った瞬間に方法はひとつしかないと悟り、サンフランシスコの街中をダッシュ。汗だくで、時間も遅れて到着するという、本当にご迷惑をおかけしてしまった上で臨んだメンタリング。
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そのメンタリングで、言って頂いた言葉が、今回のシリコンバレーに来た意味だと思えるほど、私にとってとても大きな衝撃でした。LetterMeのこれからについて、LetterMeの在り方について、一本の軸が定まった、そんな瞬間になりました。
他にも、たくさんの貴重なメンタリングを通して、一番大事なことは、「私はどうしていきたいのか、私の夢は、目標は、何なのか」、今私が迷っていることはすべてここに尽きるということに気づきました。そしてそこに正解はないし、自由にチョイスすればいい。だからそんなことさっさと決めて、次にぐんぐん進んでいかなければと、とてもシンプルになりました。
また、日本に帰国後もメッセンジャーでやりとりし、いろいろアドバイスを頂いたり、メンターの皆さまの偉大さにただただ頭が下がるばかりです。これからもぜひ頼りにさせて頂きたいと心から感じています。本当にありがとうございました。
自分フルネスに臨んだ最終ピッチ
今回のシリコンバレープログラムでは、選抜者20名でピッチを行い、上位3名が日本帰国後に開催されるDemodayで、最終ピッチを行うという内容になっていました。
大企業の新規事業として事業案をもってきている同期と比較し、吹けば飛ぶような存在のLetterMeとしては、この機会をなんとしてでも勝ち取り、国内Demodayでピッチをして、「LetterMe」の応援者をさらに増やしたい。そう考えていました。
結果としては、7位入賞にも届かず、このプログラムにおける評価としてはいい結果を得ることができませんでした。
ただ、今回の最終プレゼン、私としては自分に嘘をつかずやり切れた、まさに自分フルネスなピッチだったことは間違いありません。
「LetterMeは競合優位性がない」「データを活用できるようにしたほうがいい」「サービスが主観的すぎる」、いろいろな、コメントやFBを頂く中で、その足りない点を補おうと数日間で事業案をお絵描きすることは出来たかもしれませんが、私がシリコンバレーで得た答えは、「LetterMe」は、すでに今この形で足りないものなどない。私が社会に届けたいものはこの「LetterMe」だということ。そしてこの「LetterMe」だからこそ、救える人がいるということ。競争のために機能は追加しないし、急拡大のための機能も必要ない。(より自分フルネスになるためのサービスアップデートは追及していきたいです)
評価を重視すると答えは他にもあったかもしれないけれど、最後は「自分フルネス」にLetterMeのピッチをやりきりました。
ただ、思ったより「LetterMe」のサービス理解はして頂けていなくて、伝え方やピッチの仕方にはもっと工夫が必要だということは、終わった後にとても反省しました。やりきったけど、悔しかったです。
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LetterMeのこれから
改めて、今回、この貴重な機会を頂けたこと、国が取り組むプロジェクトの一員として「LetterMe」を選んで頂き学びの機会を頂けたこと、本当に心から感謝しています。また、人生ではじめて「世界」の舞台に触れることができ、自分のちっぽけさを痛感しました。一方で、世界はそう遠くないことも実感しました。自分から地続きに、世界はそこにある。
だから、今のちっぽけな自分自身で、リアルな想いを持って、焦らず進んでいこう、そう思っています。それは決して小さくていいと思っているわけではありません。自分フルネスな人生を、LetterMeを通して広く社会へ届けていく、その決意は、今回改めて固くしています。
そして、プログラム最終日にWiL伊佐山さんから頂いたメッセージ。
「最近失敗しているか」
自分が今、Doerでいられているかを測るために、自分自身へ問う言葉。
「Yes And」と「最近失敗しているか」
この二つのキーワードを自分自身に向けて、前向きに、行動をし続けていこうと思います。
本当に、ありがとうございました!!!!
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specialthanks!
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そして、最後に、おそらくまもなく募集が開始となる「始動8期」。人生が変わる学びと出会いが間違いなくあるので、興味のある方がいらっしゃればぜひご応募下さい!!!!!!ご質問などあれば、私でよければなんなりとお答えします!
そしてLetterMeについて興味を持って頂けた方は、ぜひこちらからチェックしてみて下さい♪
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