木星期に、占い師へと流れつく(惑星年齢域)
木星期に、まわってきた役割
入籍のため上京したのが、
51歳のとき。
上京してほどなく、占い師になって
もう4年。ついに5年目へ。
石の上にも三年いれば、ということで、
お客さまのご要望を知り、
経験を重ねて
占い師にしていただきました。
3年目の昨年からは、占い(数秘術)を
教えることもはじめてみました。
占いの館に行ったこともなかった私が、
お誘いを受けて、占い師となって、
占いの館へ。
お誘いいただいた日にちが、
亡き父の誕生日だったことが、
決め手でした。
そういえば、私は、
誕生日でひとさまを記憶するほどの
誕生日オタク。
・・・
役割がまわってきた。
そういう感じでした。
いままでの人生経験を、ここで
活かしてね、と。
アラフォーになってからのお仕事を振り返ると、
まわってきた役割を、ありがたくお受けしている、
そんな印象です。
役割がまわってくる、というのは、
まさに「木星期」の生きかただと感じます。
*
木星期とは、西洋占星術の
発達年齢域(惑星年齢域)のひとつ。
45歳から、55~57歳ごろ。
ほぼ、アラフィフ、壮年期の時期。
この「発達年齢域」というアプローチが
なかなか秀逸なのです。
どの惑星の影響を受けるか?(惑星年齢域)
西洋占星術には「惑星年齢域」という
考えかたがあります。「発達年齢域」とも。
年齢によって、影響を受ける惑星が違う。
<0~7歳 月期>
生まれてから幼児期にかけて、
影響を受ける天体は「月」
世界を受けとり、感じとる時期。
性格の基礎が形作られ、
感情表現を学んでいきます。
養育者の影響のもと、
遺伝的に引き継いだものを経験していく。
ここで得た情報は潜在意識へと
刻まれていきます。
この時期に、豊かな感性、
ゆるやかな自尊心、好奇心、想像力などが
育まれていると、
大人になってからの折れない心、
しなやかなレジリエンスが成立します。
世界を安心安全な場所と
感じられたかどうか。
人にふれて、愛着形成をしたか。
人間としてのコアな部分が
育まれていく時期。
<8~15歳 水星期>
「水星」は知性を育みます。
言語による、客観化、抽象化をとおして、
世界の概念が築かれていく。
すべて自分目線だったものが、
他人の目線、客観性を修得していく。
コミュニケーションが成立する。
原因と結果を理解する。
論理力が築かれる。
第二次性徴を経て、思春期を迎える前後。
小学生から、中学生の時期。
<16歳~25歳 金星期>
肉体的な性別を意識しながら、
美意識、理想の自分を育んでいく時期。
何がうつくしいか?
何が楽しいのか?
何がすきなのか?
どんな風に味わうのか?
世界を味わいながら、
感受性を育んでいく。
水星期を経ているので、
自分について知的に理解し、
自分の理想を言語化することをしていきます。
思春期の後半から、
高校生、大学生の時期。
ロマンス恋愛をとおして、
自分の理想を相手に投影しながら
体感していくことも。
<25歳~35歳 太陽期>
社会人となり、
自分の太陽星座(星占いの星座)の
テーマを実感しはじめる時期。
これがやりたいことじゃない。
試行錯誤もあるかも知れません。
太陽星座のテーマは
人生の方向性。
太陽星座のテーマを意図していれば、
おのずと、
必要な出逢い、ことがらが
引き寄せられてきます。
<35歳~45歳 火星期>
軍神マルス。
火星は行動を選択する「情熱」
熱量を帯びた、戦いの天体です。
自分が世界に向かって、
主張したいことは何か?
自分の行動を、世界に向かって放つ、
認知承認をもとめる、そんな時期。
アラサーの時期ですね。
自分にとって譲れないものを、
発見、再認識する時期です。
太陽星座と親和するものであれば、
自分らしさが深化、発展していく。
太陽星座と葛藤をなすような場合、
強い自己否定、自虐になる場合も。
ここで再認識した「自分らしさ」が、
次の木星期の拡大発展のベースになります。
<45歳~57歳ごろ 木星期>
拡大・発展のエネルギーを帯びた
木星。
火星期までに、
しっかりと自分のトリセツ(取扱説明書)を
腑に落とせていれば、
社会への本格的な貢献が
はじまる時期です。
アラフォーからアラフィフの初期。
職場でも、管理職として、
チームをまとめるリーダー的な
役割を期待されたり。
社会人として円熟してくる時期。
自分はこんな人という、
自己認識(自尊心)があると、
それにそった役割が「期待」される。
木星は、射手座のホーム。
高い精神性をひらいてく天体です。
金星期、火星期に、
自分らしさ、自分なりの美意識を
育んでいないと、
金星期のような恋愛や
火星期の衝動のような体験を
引き寄せるかも知れません。
<57~70歳ごろ 土星期>
拡大・発展した木星期に次ぐ
土星期。
土星は、制限・限界をあらわし
社会的な基盤システムそのものも
体現している天体です。
天王星たちが発見されるまでは、
太陽系の果て。
ここを突破すると、外宇宙へ。
木星期の勢いのまま、
社会システムの変更に
かかわることもあるでしょう。
還暦をはさんで、
人生を総括し、
残りの人生で何をやり遂げるのか、
人生を見つめ直して、
生き直す時期です。
占いに期待されるスキル
私は、
木星期(獅子座)に、
占い師に流れ着きました。
占い師の年齢によって、
期待されるスキルは変わるように思います。
人生経験が必要なご相談と、
未来についての期待のお話しは、
テンションが違います。
*
私の木星星座は「獅子座」
獅子座は火のエレメント。
夏休みの星座で、
人生はエンターテイメントだ、という立ち位置。
獅子座の後の乙女座が、
夏休み後に、人生をふり返り「内観、調整」を
テーマとするのとは、対照的です。
私の場合、
太陽乙女座も、木星獅子座も1ハウス。
アセンダントは獅子座。
二面性がほどよくブレンドして、
融合すればするほど、人生が開花していきます。
獅子座は、遊び心満載の、輝く太陽。
乙女座は、理解分析の達人で仕事人。
・・・
うちの館の占い師は、
太陽獅子座さんがけっこう多め。
獅子座的な観点では、
占いは、
総合力のエンターテイメント
そんな風に表現できるのかと。
*
総合力というのは、
いとんな人間力から成り立ちます。
・占術などの知識
・共感力、理解力、分析力
・客観性、俯瞰、達観
・素直さ、謙虚さ
・優しさ、おもいやり
・人生の経験値(動じないために)
・自立していること
そして、獅子座的な観点では、
エンタメとして、魅せる力も。
どのエネルギーで伝えられるかで、
受けとりかたが違うように
感じますので。
火星期まで、自分しかなかった
ふり返れば、火星期までは、
ほんとうに、
自分目線しかありませんでした。
自己犠牲。
自分だけがんばって、
空回りしていく世界。
ネガティブ志向、
重なっていく無力感に、
深まっていく暗闇。
ついには、
シェルター避難して
共依存DVから逃げて、
ほどなく、
紀伊半島の山間部の過疎地へ移住。
紀伊半島にこもった10年間は、
ほぼ、
大台ケ原と過ごした年月でした。
空と、雲と、樹々。
吉野熊野国立公園。
熊野は胎蔵界、甦りの地。
やがて、木星期が始まり、
自分本来の強さを思いだし、
木星期半ばに上京して再婚。
紀伊半島で4つの地を流れて、
5つ目に流れ着いた「占い」
火星期まで、
自分を見つめて、
自分探しをし続けた「深み」が
占い師としてのバイタリティです。
そして土星期へ
占い師として、5年目。
木星期はあと2~3年。
私なりの社会貢献を模索しながら、
土星期へと進みます。
土星期の準備として、
大学で心理学の学びを始めました。
自分しかなかった火星期まで、
ずっと、
心のこと、
人間関係のことに、
悩み抜いてきました。
心理学の学びによって、
自分を統合し、
心理、人間関係の分野で、
世の中の役に立つ、
開拓と貢献ができればと、思います。
私の土星星座は、
牡羊座9ハウス。
高い意識で開拓していく、
大きく変動している社会基盤の
再構築に関わっていくには、
ぴったりの天体配置だなあと、
自分の人生設計に感動しています。
*
みなさんの惑星年齢域は、
どんな感じでしょうか?
サポート頂戴しましたら、もっと学びを深めることに使わせていただきます。深めた内容は、お役立ち記事として投稿させていただきます。