永遠の別れがとても苦手
※cakesのコンテストに参加するために以前投稿した記事を少しだけ加筆修正して再投稿しました。(これのひとつ前の記事に対する説明です)
加筆とか要らなかったかなと思いつつ、でも投稿した当時と心情が少し変化しているので加筆しました。どうだろ。なくてもよかったかなと思いつつ、でもあのままだと2020年3月の自分が投稿するのものでは無いんだよね。
その記事の一番最後に今までずっと隠して来ていた大学時代4年間(+社会人になってからポツポツ)のブログも載せています。それ以前のブログは全部、見失ったり消滅したり。熱心に書いていたものほどサーバーごと消えてしまった。バックアップとっておけばよかったな。もう二度と読めない日記たち。
毎日いろんなことがある。心境の変化があった。この期に及んでまだ「自分の書いた文章を人に見せるなんて」「自分の書く文章には個人の日記以上の価値がない」と思い続けていたのだけど、数日前、弟子時代にとてもお世話になったお兄さんから「佐々木さんはもっと文章を書いてください」という連絡をもらい、今まで同じ言葉を色んな方からかけてもらっていたはずなのに、なんかそれが今の自分にすごく響いて、意識が少しだけ変わった。
だからさっきの、cakesのコンペにも出してみようって思えるようになった。先週までの私だったら出さなかった。全ては積み重ねで、年末から今日までに至る様々なことが複合的に合わさった結果だということは分かっている。あとそれとは別に最近読んでいる面白い本のことも日記に書きたい。本当に面白くて、自分の文章と思考と似ている本で、笑いながら読んでいる。こないだ実家で見つけた2012年の手帳に書いてあった言葉を検索したら、その本にたどり着いた。読み終わりたくなくてゆっくり読んでいる。滅多に読書をしない私がちゃんと読んでいるのが驚き。(私はあまり本を読みません)
この土日はどう過ごしましたか?とか、そういうことは私はどうでもいい。それはツイッターに書く。私は私の思考を知りたいし忘れたくない。こう思って、こうだった。気持ちが空回っちゃって恥ずかしかった、とか、勇気が出なくて思ったように言葉を見つけられなかった、とか。くだらない、考えてもいないことで発信する人が多すぎて嫌になる。思考の放棄。本当にそれ、自分が思っていることですか?って聞きたくなる。私はもっと、心の奥の奥の奥から出てきた感情が知りたいよ。できたての水晶みたいにきれいだよ。キラキラしている。全ての感情に名前があるわけではない。もどかしい。この気持ちはなんていうんだろう。そういうとき、私はとある男の子に電話かメールをする。そして聞く。わからないことは、わかる人に聞いた方がいい。それが一番いい。そして、人の気持ちはわからない。
夢で会った人に会いに行こうとしたら会えなかった。すごく悲しかった。魔女の宅急便を見た夫が、キキがいかに私に似ているかということを力説してくれたけど、思っていたのとちょっと違った。悪態ついて寝込んで「私もう死ぬ」って言うところとか、トンボに突然キレまくるところとか、デッキブラシに「言うこと聞きなさい。燃やすわよ」って真顔で言うところとか。夫は世紀の大発見みたいに、嬉しそうに教えてくれた。私はその日、魔女の宅急便を見ずに夜の20時から朝の10時まで寝た。違う世界線の夢を見た。タイムマシンが壊れるくらい。
いろんなことを取り戻したい、と思うようになってきた。諦めてたこと。弟子時代に置いてきてしまったもの。感情を殺して表情も失くして2年間生きていたツケが今まわってきている。いよいよか、という感じがする。私は本当は30歳で独立する予定だった。あと1年半くらいあるから、まだ大丈夫。何が大丈夫か全然わかんないけど、多分大丈夫。何も諦めなくて良いんだと最近、ほんとうに最近、やっと気づいた、気づけた。うれしいな。こないだ見た夢の中では怒りながら歩いてて、困った顔の人が後ろからついてきてくれていた。私はいろんな人に甘えていた。(それが良いとか悪いとかでもなく)
ありとあらゆる感情はユーミンがひとつ残らず歌にしてくれているのではないかと時々考える。最近はまたレコードを聞いている。耳に聞こえない音が聞きたくて、お願いすると円盤は回ってくれる。うまれかわったらUFOになろうかな。意味のない、適当なミステリーサークル作って遊んで、遊び疲れたら空の中で眠りたい。やさしい女の子からメールをもらって、うそのない言葉で返したい。永遠の別れがいつも苦手。どんなに長生きしても慣れないよ。不便な星だなといつも思う。いつも。
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