【それゆけ!凸凹ママ日記】雨の日に降る思い出と雨の日のうた(雨の日定期)とニョキニョキなアロエの花と
おざます。(途中までは朝書きました。)4時間睡眠。いやー昨夜は旦那とうっかり話し込んで朝まで生会議になるところでした🤣
無駄に話すこと…テーマは無限にある。人生の豊かさは、いかに身近な人(旦那に限らず)とシラフで無駄話ができるかじゃないかしら…
いやお酒が入ってももちろん良いのだけど🤣でも実はシラフでくだらないことを大真面目に議論するのが一番楽しいと思う。
ちなみに盛り上がる話題はクソくだらないこと。あまりにくだらなすぎて今も思い出そうとしたけどひとつも思い出せない…なんかすね毛がどうのとかそんな話があったような…つくづく時間の無駄だなぁ🤣
もし来世で同性の友達が作れるのならそういう友達をひとり作りたい。(今はまだ私の側に壁があって女性とすね毛の話とかまでは盛り上がってできない…男性となら今でもさほど親しくなくてもできる気はするが)あ、でも来世はできたら男性が良い…それなら多分すぐできるな、すね毛で盛り上がれる友達。ふう。
我々夫婦の議論で人生の役に立つものなどひとつもない。そんな話に延々と付き合ってくれる相手がいること。ありがたやーー。
さてそんなこんなで睡眠の足りてない今日は、珍しく詩というか短編小説風の文章をひとつ。
【雨の日に降る思い出】
しとしと雨が降る日の昼下がり、
会社でめったには使わないシュレッダーのゴミが
使おうとしたらたまたまいっぱいだった。
中のゴミを捨てないとシュレッダーが使えない。
やれやれ。
ため息が出そうになったその時、
ふと頭の中に、今はもういない、ある先輩の声がした。
「ちょうどわたしに当たってよかった。
ほかの誰かが交換しなくて済むんだから」
そうだしばらく前に、いつだったか、
ちょうど給湯室の給水タンクがカラになったときに
ニコニコしながら先輩が言っていた言葉だ。
そこまで思い出して、
元気よくパンパンのゴミ袋を引っこ抜いて、シュレッダーに新しいゴミ袋をかぶせる。
出しかけたため息は、歯切れのよい鼻息に変わっていた。
頭の中には先輩の笑顔が薄く残っている。
4リットル入りの給水タンクのボトル交換は、けっこう重いし、手間もかかるし、たまたま当たるのはかなりのアンラッキーだ。
「わーなんて素敵なんだろう❣️」
それまでわたしは先輩のように、そんな風に考えたことがなかった。
トイレの紙が自分でちょうどなくなったとき
コーヒーの豆が切れたとき
信号がちょうど自分で赤になったとき
それ以来ふとしたタイミングに訪れる小さな不運に、
いつもそっと先輩の声が聞こえてきて
わたしをふんわりさせる
「ちょうどわたしに当たってよかった。
ほかの誰かが交換しなくて済むんだから」
赤信号のときは
「ほかの誰かが待たなくて済むんだから」
と頭の中の声もちゃんと修正されて聞こえる。
先輩は応用の効く鷹揚な人だったから。
シュレッダーのゴミ袋をゴミ置き場に置きに出て、急に心がすーんとなって泣きそうになってしまった。
雨の音がしとしと聞こえたのがよくなかったのかもしれない。
先輩のおかげで私は、
トイレの紙がもう少しで無くなりそうなときは、その少しの残りを
ちょっとした拭き掃除に使って使い切り、自分が交換するようになったし、
給水ボトルの出が悪くてそろそろ終わりそうになったときは、
コーヒーメーカーに給水して早めにボトルを使い切ることで、
自分が交換の番に当たるように、率先してふるまうようになった。
これはほんの小さなちょっとした善行。小さいけれど、とても気持ちがいい。
先輩がいなかったら気が付かなかった、小さなほんの小さな善い行い。
私が知らなかっただけで、みんな当たり前にやっていることなのかもしれない。
でもそんな風にニコニコと、嬉しそうにやっていた先輩に教わったからこそ、
私も同じように嬉しくやれるのだ。
人は、いなくなったあとに初めてその人の残したものがわかる。
(注・先輩は元気に生きています)
こんなふうに私はだれかに善いプレゼントをのこせるだろうか。
雨のにおいと一緒に涙をすーんと吸い込んで引っ込めながら、こんなふうに誰かに懐かしく思い出してもらえるような、そんな人になりたいと思った。
ことばを大切に、人を大切に。
偉大な先輩の大きなお尻のあとを追いかけよう。
そんなことを想ってゴミ置き場を後にした。
―――――fin.―――――
人のために自分が余分に動けることはしあわせなこと。
損得勘定の得の部分を増やしてくれた先輩に心から感謝。
障害者を取り巻く社会の価値観もこんな風になればいいのにな、と思う。
自分の方が余分に動ける能力をもっていること。余分に動いて「損した」と思うのか、能力を発揮できることを「得した」と思うのか。
得って徳なんだろうな。
いっぱい得して徳を積む。
みんながそう思えたら、障害者雇用なんて枠がなくても、障害者も定型発達の人も、みんなそれぞれにワクワクと生きられる社会になる。
理想論かもしれないけれど、そうなってほしい。
トイレットペーパーがちょうど無くなったときに、交換する番に当たってラッキー!と思う、
それがたぶん第一歩。
やることは同じなのに、ただそう思うだけで、本当に心がすがすがしくて、気持ちがいいから、ぜひやってみて。
人との出会いって財産だなぁ、と改めて。
わたしも先輩を超えるような大きなお尻、もとい、大きな背中を目指して邁進します❣️
前半はすね毛の話で盛り上がるとかそんなくだらない話だったのに、後半は急に真面目な話で🤣その落差にびっくりぽん。なんか照れちゃうね🤣
ではでは、ちゃおちゅーる❣️
で最後に雨の日定期
#雨の日のうた 【リングリング収録バージョン】
https://youtu.be/7fUweYKuiA4
#写真とか 【アロエの花とか色々】
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1273528885255081984?s=21