見える世界と見えない世界
ネイティブの人たちはこの世を ゛見える世界”と”見えない世界”とでひとつだと捉えています。”見える世界”とは私たちが普通に ”世界”とおもっているもので見えている世界。”見えない世界”とは全てのも(石や木や風や動かないものも含め)にスピリットが宿っていてそのスピリットの世界を”見えない世界”と呼んでいます。
スピリットを辞書で引くと霊とか霊魂とか霊的な心とか精神とか、あとお酒もありますね。訳すときにぴったりな言葉が見あたらないので苦労するのですが心とか意識があるといった感じでしょうか。もちろん知恵も持っていて教えてもらったりもします。なのでこれから先もスピリットはスピリットでいきますね。
そのスピリットの世界はおおまかに3つに分かれていて、これはアメリカンインディアンに特化されているかもしれませんが、まずアッパーワールド。そこにはティーチャーと呼ばれる私たちを導いてくれる存在がいます。次にミドルワールド。ここは私たちの見える世界と平行に存在している世界です。最後はローワーワールドと言って母なる地球の中に深く入っていく世界があります。
そしてこの見えない世界に様々な知恵や癒しをもたらしてくれるようにアクセスする技法をジャーニーと呼んでいて、ドラムやラトルと言った楽器の音とともに意識の旅にでます。見える世界の意識ではない、トランス状態になり行きたい世界に行って必要な叡智を頂いてくる。そこで得た叡智を見える世界に戻ってきて生きるヒントにする。これが現在、ネオシャーマニズムと呼ばれていて様々な場所や様々な形で人々が生きていく助けになっています。
実はこのシャーマニズムの思想は至る所にあって、ジャーニーで分かりやすい映画で言うと実写版の不思議の国のアリスじゃないかなと思います。不思議の国でアリスは勇気を学び実世界で役立てる。映像もさる事ながらとても美しい映画で子供も楽しめると思います。お試しあれ。
このジャーニーで得る叡智というのはあなただけのものでほかの誰のフィルターも通していません。あなたとスピリットだけのものです。私もやってみたいと思われる方は [イーグルトライブ」 で検索してみてください。はい。私の兄がやっています。宣伝か。はい、そうともいえます。が日本で本格的にやっているところが他にないので、あとお勧めできるところがないので致し方ありません。丁寧に教えてくれますよ。
次回は私がキャロルのワークショップで実際に体験した珍道中の旅にお連れ致します。