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中国、香港に「国家安全法」導入方針を決定~人が人を苦しめる~

こんにちは、希空です

本日は保育に関するページをアップしようと考えていたのですが、
”中国、香港に「国家安全法」導入方針を決定”という速報が入ってきたので感じたことを書いてみようと思います。

そもそもなぜデモが発生したの?

1842~1941年 イギリス
1941~1945年 日本
1945~1997年 イギリス
1997年~    中国行政特別区

香港はイギリスの植民地だった年数が多く、今でもイギリスの自由主義や民主主義の考え方が根付いている。現在は一党独裁の中国に属しているが、特別行政区であるため中国に比べて自由な政治が行われている。

2018年に台湾で殺人をした男性が香港で身柄を確保された。香港は男性の身柄を台湾へ引き渡そうとしたが、香港と台湾の間に”引き渡し協定”がなかったため、身柄引き渡しを行うことができなかった。

そこで、台湾や中国から要請があれば身柄引き渡しが出来るように法律を改正した。(逃亡犯条例の改正)

しかし、香港の国民は、香港人が中国の司法で裁かれたり、人権侵害を受ける可能性があるとしてデモを行った。200万を超える人々がデモに参加し、デモ隊と警察の衝突を繰り返した。デモは学生の参加者も多く、多くの若者が逮捕された。

中国、香港に「国家安全法」導入方針を決定

2020年5月28日、中国の全国人民代表大会(日本でいう国会)で香港国家安全法を導入することが決定された。9月に香港の議会で選挙を行い成立を目指す。これにより、中国の国家安全に関する機関が香港に設置され、中国が直接取り締まることになる。香港国家安全法は、中国の分裂や共産党政権の転覆、組織的なテロ活動、外部勢力による内政干渉を禁止する。

中国は、香港基本法(法律)の例外規定を使用し、中国本土の法律を直接香港で使用できるようにする。つまり、香港でも言論の自由が厳しく制限されデモ活動も行えなくなる。

国家vs国民

本来、国民の生活を守るために国家は存在するべきだと思う。しかし、昔も今も国家が国民を苦しめることが多々ある。今回の事態では、自分たちの自由を守るために戦った人々が負け、国家を守るために国民が自由を厳しく制限される事態となった。そして特別行政区でありながら中国本土の法律が適用され、国家安全法施行以降、香港が香港らしくいれることは無いだろう。
どれだけ技術が発展しても、人間が成長することはほとんどない。便利な社会を目指すことも重要だが、人間が人間らしく生活することができる技術が開発されることはないのだろうか。まぁ、人々を統一しようという思考がある限り無駄と思うが…

最後までお読みいただきありがとうございました。
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愛琴(まこと)
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