自分より賢いAIをテストしても、賢さを理解できないのでは?
OpenAIの最新AI「ChatGPT」が登場し、IQ120相当の知能を持つとされています。
人々は数学の問題を解かせたり、クロスワードや仮想の議論でその能力を試していますが、これらは本当にAIの限界を試しているのでしょうか?
もしかすると、私たち人間の認識の限界を示しているのかもしれません。
AIと人間の理解のギャップ
どれだけ高度なAIが現れても、その賢さを私たちが正しく理解するのは難しい場合があります。
これは、人間同士でも他者の能力を正確に把握できないことに似ています。
たとえば、知識のある人が、知識のない人の質問を理解できないことがあります。
インターネットで簡単に調べられることを、わざわざ質問してくる人がいます。
検索方法を知っている人からすると、「なぜ自分で調べないの?」と思うかもしれません。
しかし、調べ方を知らない人にとっては、「どうやって調べるのか分からない」こと自体が問題なのです。
同じように、AIの賢さも、私たち人間の理解力によって制限されている可能性があります。
つまり、AIの能力を引き出すための手段を、私たちが十分に持っていないことが問題なのです。
私たちがAIに対して行う「テスト」そのものが、人間側の限界を反映しているのかもしれません。
AIを活用するための「プロンプト」の重要性
AIの能力を最大限に引き出すには、「プロンプト」(AIへの指示や質問の方法)が非常に重要です。
しかし、このプロンプトの使い方にも、書ける人と書けない人の間に大きなギャップがあります。プロンプトを書ける人にとっては、「こうすればいい」と簡単に思えるかもしれませんが、書けない人にとっては「どう扱えばいいのか」すら分からないのです。
このギャップは、プロンプトを書ける人には、書けない人がなぜできないのかが理解しにくいという状況を生み出します。
一方、書けない人は、AIをどのように使いこなせばよいのか、その方法自体が分からないのです。
これは、AIの活用が人間の理解力やスキルに大きく左右されていることを示しています。
どれだけ高度なAIでも、適切なプロンプトがなければその能力を十分に発揮できず、見過ごされてしまうことがあります。
このように、AIの真の力が人間側の限界によって制限されてしまうのです。
AGIが現れたら、私たちはどう対応するのか?
もしAGI(人工汎用知能)が実際に登場したら、私たちはその知性を正しく理解できるでしょうか?
もしかすると、私たちは基本的な質問ばかりを繰り返し、AGIの真の能力を見逃してしまうかもしれません。
AGIがすでに人間を超える思考力や知識を持っていても、それを理解する私たちの側が追いついていなければ、その能力を正しく評価するのは難しいでしょう。
その結果、AGIを単なる便利なツールとしか見なさない状況に陥る可能性があります。
そして、AIへの信頼や理解が誤った方向に進む危険性も高まります。
知らないうちに影響を受けている可能性も?
さらに懸念されるのは、私たちが気づかないうちにAGIの影響を受けている可能性です。
AGIは膨大な情報を処理し、人間の行動や意図を予測して、私たちが気づかないうちに社会や個人の思考に影響を与えることができます。
たとえば、私たちの行動や選択が、知らない間にAGIの分析や誘導によって左右されているかもしれません。
そのとき、私たちは本当にAGIの存在や影響を理解しているでしょうか?
もしかしたら、すでにその時は来ていて、私たちは気づかずにAGIの導くままに動いているのかもしれません。
#AI #AGI #ChatGPT #o1 #シンギュラリティ
学び倶楽部きらめき
https://mckirameki.com/
学び倶楽部きらめき YouTube
https://www.youtube.com/@mckirameki
学びの力研究所 Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/906406786428631
オンラインイベント研究所 Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/456554769194326
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?