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今、お手頃なエントリースマホ買うならどれがいいの?
どうも、きらです。
今回は直近一年くらいで出たお手頃なエントリースマホで、どれがおすすめなの?ってことを書こうかと思います。
はじめに(よくわからない人は飛ばしてね)
ミドルレンジスマホが右も左もスナドラ695という冬の時代を終えて、多彩なSoCを積んで楽しそうにしていますよね。
Redmi Note 13 Pro 5Gなんかその権化みたいな機種で、QHD+の120Hz OLEDに加えてそこそこまともな200MPカメラ積んで3万円という
Xiaomiらしいコスパの良さで魅せる何ともおいしい機種が出るなど「始まった」感じがします。
一方、最近は円安だとか材料費の高騰があったりで、エントリーモデルには厳しい時代…
さて、そんな厳しい時代でも何気に開く機種もあるんですよっということで…
結論!!!
moto g64y 5Gかarrows We2を買えば幸せになれるよ!
(arrows We2は買ってないからわかんないけどレビュー的に良さそう)
さて、そんな結論は求めてない。
お前が買った端末の中ではどうだったのか教えろ…って声が聞こえなくもないので
一応書いときます。
私が最近触ったエントリー機
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こんな感じです。
moto g53y 5G、g64y 5G、OPPO A79 5G、Redmi 12 5G、Galaxy A23 5G、AQUOS wish3、arrows Weとまぁメジャーなのは触ってるっぽいです。
では各機種ごとにざっと書いていきます。
ただ、moto g53yとg64y以外は手放しているので、その時点での評価ですので参考程度にしてください。
端末ごとの評価
moto g53y 5G
個人的には3番目くらいに好きです。
・良い点
スナドラ480+と言う事もあってかそれなりにパワーもあり、ぼちぼち使えました。
特にバッテリー持ちはそれなりに良くて、私が触った中ではRedmi 12 5Gとどっちがいいか…という持ちの良さ。
1日で使い切るのはちょっと難しいでしょう。
120Hzのリフレッシュレートなのも高評価。
スペック以上に快適に感じます。
スピーカーの質もそれなりに良く、エントリー機なら十二分です。
・悪い点
ディスプレイがHD+にしてももうちょい何とかならない?ってくらいボヤボヤです。
せっかくヌルヌルなのに画質がボヤボヤなせいで結構残念な感じ。
色味も若干浅いので安物のディスプレイ感はぬぐい切れず、「安いスマホだな…」という感情を消し去ることはできないですね。
気にならない人は気にならないと思います。
最大輝度もかなり低くて屋外で使うのはキツかったです。
まず見えないので日陰へどうぞ。
電池持ちがいいのでまだ許せますが、充電が若干遅いですね。
カメラも薄味の割にもっさりしてるのでメモ用にどうぞ。
moto g64 5G
個人的にイチオシです。
・良い点
SoCが新しめのチップ(Dimensity 7025)なので、CPU性能がそれなりに高く
現代のミドルレンジに一歩届かないくらいの性能はあります。
Geekbench 6のCPUシングルスコアが快適と言われる1,000点超えていますが、実際快適です。
むしろRAMの少なさが足を引っ張ってる感があります。
ディスプレイもg53yと打って変わって発色も豊かで色域がちょっと広くなった感じがします。
解像度もFHD+になり、リフレッシュレート120Hzも続投とあって「質のいい液晶」という感じです。
最大輝度も若干上がって、直射日光下でもとりあえず見えます。
iPhone SE3と似た感じの見え方なので、620nitsくらいはあるんじゃないかと思います。
バッテリーの充電も30Wと早くなっていて、30分で半分くらいは充電できます。
ただPPS対応のじゃないと亀ジューデンなので、まぁこれを機にPPSの持ってない人は買ってください。
カメラはだいぶコッテリしましたが、いつぞやのHuaweiっぽい彩度マシマシのスマホっぽい写真が撮れます。
若干カリッとした映りでMediaTekみは感じざるを得ませんがそれも味。
メインスマホが電池ピンチだったらこっちでいいか…というくらいには悪くないです。
ついでに5G・LTE Debuggingモードが使えるので電測好きにもお勧めです。
(*#*#4636#*#*のあれ)
・悪い点
g53yとちがってDimensityのエントリーチップなので、割と電力効率は悪い気がします。
スリープ時の減りがまぁまぁ激しく使わず放置でも7日持たないかなって気はしますw
あとは発熱があるかな…若干熱を持ちやすいです。
熱ダレ起こすほどじゃないですが、エントリー機特有の熱とは無縁のあの感じはありません。
GPUが泥では珍しいPowerVR系なのでゲームは諦めてください。
これは情報取集端末であってゲーム機じゃないです。
そもそもゲームやる人はエントリー機は諦めてほしいんですけど…
今のところ、モデム起因のパケ詰まりや電波ビックリマークは起きてないですね。
edge 40は酷かったのにどうしたことか。
ちなみにメモリが足を引っ張るといいましたが、公開市場版のg64 5GはRAM 8GBなんですよね。
じゃあそっちを買えばと思われますが、g64 5Gは3万超えていてRedmi Note 13 Pro 5Gが未使用で買えちゃう金額という事実。
Xiaomi恐るべし。
OPPO A79 5G
2番目くらいにおすすめ!
・良い点
ステレオスピーカーで悪くない音を鳴らします。
画面も割ときれいで、とりあえず外でも見えます。
カメラもカリカリではありますが、普通にサブ機のカメラとしては使えるのでメイン機温存したいときにどうぞ。
うーん、なんだけど完全にg64y 5Gが上位互換になっていて特筆すべき事項もないんですよねw
ColorOSが好きならこちらをどうぞという感じです。
あとこっちのが画面が大きいので、画面サイズ重視なら間違いなくこちらです。
・悪い点
Dimensity 6020という点です。
実はこれDimensity 700のリネームで結構古いSoCなんですよね。
もちろん使えないことはないんですけど、ディスプレイがFHD+なのも相まってか普段使いでモサモサ感を感じます。
あとリフレッシュレートの制御が練り切れてないのか、自動だと60Hzで動くことも多いです。
90Hz固定にしちゃいましょう。
それと、これはこのハードというよりColorOSの問題なんですが文字とか画面の要素がデカいんですよね。
切りかえれば小さくできるんですけど、今度は小さすぎる…
開発者オプションはUSBデバッグの必要ないならオフにしなさい教の信者なので、最小幅のあれは好きじゃないんですよね。(思想強め)
Redmi 12 5G
色々惜しい機種です。
・良い点
現状、最安でXiaomiエコシステムに参画できるのがウリです。
HyperOSなので、Xiaomi Smart BandとRedmi Budsとアレとコレと…というAppleユーザーが陥りがちな罠のXiaomi版にお安く引っかかれます。
実際ポップアップペアリングとかあの辺はワクワクするのでユーザー体験重視派の方はぜひに!
カメラは何気に悪くなくスナドラのDSPと言う事もあってかカリカリ感はありません。
・悪い点
アプリの裏落ちが激しすぎることですね。
アプリ履歴から全部落とした後、例えばChromeとGmailを開いたとします。
Chromeでログインページ開いて、Gmailで送られてきた認証コードをコピーします。
Chromeに戻ると落ちてます…
ってくらいタスキル激しいです。
拡張メモリ最大にしててもダメなので多分HyperOSの仕様です。
その代わりフォアグラウンドのアプリは割とキビキビ動きます。
シングルタスク向けですね。
ちなみに公開市場版選ぶと256GBのモデルが選べてそちらはRAMも8GBになるので解決するそうですが、やはりこちらも3万超え。
というわけで同メーカーの完全上位モデル Redmi Note 13 Pro 5G買えるということになるんですねぇ。
相場価格的にはカニバってるぞ!
Galaxy A23 5G
まずまずかなーという一台です。
・良い点
One UIが使いやすくて、安定性もあり万人受けする感じはします。
Samsung Membersで運が良ければ最新のハイエンドGalaxyがもらえますし、
お菓子がもらえることもあるので一台持っておくと毎月おみくじでワクワクできます。
カメラも丁寧にチューニングされた感じで、MediaTek感は薄い映りでイケてます。
IPX8防水も対応しているので水場もOK。
防水必須ならイチオシはこちらです。
ハイエンド以外やる気がないSamsungには珍しい出来の良さなので、一度使ってみてほしいですね。
・悪い点
電子コンパスがないのと、照度センサーがインカメラで代用しているので群を抜いて自動輝度調整がアホな点。
外でも明るさを上げれば見えますが、挙動が暴れるので自動輝度調節は切った方がいいかと。
AQUOS wish3
割と微妙かなぁ
・良い点
手触りやデザインは嫌いじゃないです。
いうなれば無印良品に売ってそうな風合いです。
耐衝撃や防水もついてるのでお風呂で使うとかよく落とす人にはいいかもしれません。
カメラもまずまず、SHカメラになって程よい彩度の撮影が可能に。
上品なシャッター音も相まってほんの少し上質な感じもあって、余計に無印良品感があります。
あとデザイン的にケースがいらないのが大きいかな。
・悪い点
熱いです。
Dimensity 700ですが動きはさほど悪くない…が熱い!
発熱で輝度調整が良く入ります。
エントリー機だよね?ってくらいには熱くなるんで微妙。
発熱で処理速度が落ちることもあるのが最大の減点ポイントです。
あとドコモ版(正確にはソフトバンクの法人版も)以外は指紋認証がついてないのも大幅減点。
あの見づらいドコモ絵文字と付き合わねばなりません。
低い解像度も組み合わさってすさまじい見た目。
arrows We
We2じゃなくて初代のほうです。
個人的に一番無いです。
・良い点
これも結構硬くて落としても壊れにくいらしいです。
あとなぜかUSB 3に対応。
防水もついてるのでお風呂用にいかがでしょうか…
動き自体はまぁ普通に動きます。
あとなぜかAndroid 14にも対応。エントリー機にあるまじき驚異の3世代アップデートですw
・悪い点
バンド縛りありという最大のデメリットが…
基本的に販売キャリアの回線でしかまともには使えないと思ってください。
あと指紋認証の反応がちょっと悪い上に遅いんですよね。
割とストレスでした。
それとサイズの割に物理的に重くて、だいぶ疲れます。
カメラも映りが微妙で正直言ってメモ程度。
今から買うのは全くお勧めしません。
エントリー機はメーカーの性格が出る
これはみんな言ってる気がしますが、いろいろ使っていて本当にエントリー機はメーカーの設計思想が如実に出るなと思いましたね。
motorola抱するLenovo系は防水は捨ててリフレッシュレートに注ぎ込む感じで、体感速度を上げる方向性です。
アニメーションでヌルサクに見せるAppleと方法は違えど、アプローチは似ています。
arrows We2の上位機 We2 Plusはいきなり144Hz乗っけてくるなどFCNTは確かにLenovo傘下なんだなとしみじみ感じました。
OPPOはデザインと充電速度ですね。
エントリー機でも充電速度に関してはケチらず上げてくれる印象があります。
SuperVOOC以外にも積極的にPPS対応してくれるので、個人的にOPPOは好きではありませんがそこは褒めたいですね。
Xiaomiはエントリー機に関して迷走気味かな…
コスパの良さが最大限に引き出せるのって4万~5万前後のミドルレンジからな気がするんですよねw
エントリー機でもデザインは良いのでまぁ次回作に期待というところでしょうか。
打って変わって、Samsungや日本ブランド勢はパッとしない印象なので、逆にそこが一般人に受けるのかなと思います。
尖ってるのって普通の人選びたがらないので、我々ガジェオタ諸君とは感性が違うというのをまざまざと感じております(現在進行形)