なぜValorantアナリストに?簡単な自己紹介と経歴について。
はじめまして。
FENNELのVALORANT部門でアナリストをしているkir1nです。
先日オフラインイベントに参加した際、ありがたいことにたくさんの方からお声がけいただきました。
その中でも
「分析っぽいことしてるのは知ってるけど実際なにやっているの?」
「なんで選手やコーチじゃなくてアナリストに?」
という質問を何度か頂いたので
Twitterの質問箱に頂いたものと併せて、自己紹介がてら何度かに分けて記事に残そうと思います。
質問箱に頂いた内容は先んじてTwitchで返答させていただきました。
雑談が多めですがご了承ください。後日記事とYoutubeでダイジェスト版をアップロード予定です。
本記事ではアナリストになった経緯についてお話しします。
長くなりますので以下目次より気になる内容だけでもお読みいただけますと幸いです。
経歴
現在21歳の大学2年生です。山形県に住んでいます。
理学部でデータサイエンスを専攻しています。
あくまで本業は大学生で、同年代がアルバイトをしている時間を活動に充てている状態です。
高校の頃は生物に興味があり、ミズクラゲの研究をしていました。
大学入学の後、前々から興味のあったプログラミングを勉強しようと独学でPythonを始め、データサイエンス×生物の学際領域にある内容の研究をしたいと考えました。
そのような内容は当時通っていた大学では難しかったので大学の再受験をし、現在通っている大学に再入学しています。(いわゆる仮面浪人です)
アナリストを目指した経緯
大学入学後、ゲームにはまっていく中で競技シーンを見るようになり、戦術的なことに興味を持ちました。そんな中出会ったのがZETA DIVISIONに所属されているアナリスト、gya9さんのnoteにあるメタ考察の記事です。
ゲームの戦術の裏でこんな高度なことをしているのか、と衝撃を受けたことを覚えています。
当時プログラムの勉強をして、何か活用の場を見つけたいと考えていた私にはぴったりの題材でした。
ずっとゲームをしてきた人たちにはゲーム内の技術や知識では敵わないので、自分の得意分野を極めて貢献できれば、と思ったのがアナリストを選択した経緯です。
最初に始めたこと
いつかチームに入れたら…と夢を持ちつつも、何も自分を説明できるものが無かったのでとりあえず見よう見まねでSpreadsheetをつくったり、Qiitaに記事を公開したりしていました。
フィジカルスポーツのアナリストの方の記事なども読み漁りましたが、技術力の面で実現が難しい点も多々あったので、並行してプログラミングの勉強もしていました。
あとは単純に競技シーンが好きだったので、好きなチームのファンの方々とTwitter上で叫びながら観戦していましたね。
チームに入ったきっかけ
2022年初頭に、Valorantでも少しずつオフラインファン交流会などのイベントが行われるようになりました。
その中で初めて参加したのはFAVgamingさん主催のイベントだったと記憶しています。現在はキャスターとして活躍されているRetloffさんと初めてお話させていただいたのがこの時でした。
「大学でデータサイエンスを専攻しており、アナリストに興味がある」
という内容をお話ししたところ、応援の言葉を頂いたことを覚えています。
丁度その際、アナリスト募集をかけているチームを見つけていたため
勢いで応募しました。それが以前所属していたチームです。
連絡も来ると思わず東京を満喫していたのですが、渋谷のIKEAで家具を見ていると1次通過のDMが届きました。なにか買うものがあって行ったつもりだったんですがチョコだけ買って帰ってきたんですよね…
その後、面接を経て無事合格を頂き、チームに所属することになりました。
FENNELに入るまで~現在
最初に入ったチームでは、主にSpreadsheetシートの管理をしていました。
実務経験がないので文字通り手探りで、組み込み関数を使ってみたりPythonからシートをいじってみたり…。GCの際はマネージャー業に近いことも兼任していました。
8月ごろにValorant GameChangersが開催され、選手達の努力もありTop4に入ることができました。
この時にノリと勢いで顔出しをしたのですが、これが活動の転機になりました。意図していたものと全く違う広まり方をしてしまったのですが、結果オーライかなと今になって思っています。
その後部門の再構築に際して、自身のステップアップを目標にLFTを出したところ、FENNEL様よりお声がけを頂きました。
GameChangersを経て、現在はTopチームと兼任でアナリストを担当しております。
補足
これは余談ですが、少しずつアナリストの仕事が確立されつつあるのかなと思います。
国内のプロチームもどんどんアナリストの募集をし始めているので、興味のある方はぜひ応募してみてください。
アマチュアで活動していると本格的な分析等難しいと思いますが、国内、国外問わずスカウティング(他チームのセットなどの研究、いわゆる対策資料作り)をしてみることが一番次につながりやすいと思います。
あの頃もっと練習しておけばよかったなあと思う日々です。精度もスピードもまだまだ駆け出しなので頑張ります…。
質問等ございましたらTwitter(@kir1n_ak)のDM
もしくはマシュマロ(こちらは匿名)でお受けしています。
すぐには返答できないこともありますがご了承ください。
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