かたよりにかたよった個人的映画賞2023その2

2023年に映画館で観た146作品を振り返り色々な視点からなるべくたくさんの作品に感謝を込めて個人的映画賞を捧げたい第2弾。
気が付けばもう3月も終わり、随分時間がかかってしまったけど読んでいただけると嬉しい。
第1弾はこちら
今回は映画全体ではなく部分的な視点で紹介していきたい。


★顔芸すばらしかった賞★

Pearl パール:パール役のミア・ゴス

文句なしの2023年映画の顔芸NO1。
オーディションの時からやばい顔で踊ってるなーと思ってたらラストの顔は最強で最高だった。この顔芸あってこその作品。
次回のMaXXXineも楽しみ。


★漫画そのまんますぎてびっくりした賞★

零落:ちふゆ役の趣里

浅野いにおの漫画に出てくる女の子そのまんますぎてほんとにこれは衝撃だった。実写でここまでイメージピッタリなのすごい。
原作・映画ともまだの方にはぜひ原作読んで映画で確認してみてほしい。


★最優秀クズ女賞★

DASHCAM ダッシュカム:アニー役のアニー・ハーディ

クズ女といえばTo Leslie トゥ・レスリーの主演のアンドレア・ライズボローが話題になっていたけれど、個人的にはアニーハーディに最優秀クズ女賞を捧げたい。
ほんとにクズっぷりがすごくて元からこういう人なんじゃないかと思わせてくれる徹底ぶり。エンドクレジットのクソラップも斬新だった。
映画の内容としては正直個人的にオススメとはいいがたいが、彼女のクズ演技は最強なので観ていただきたい。


★主演子役賞★

エンドロールのつづき:サマイ役のバヴィン・ラバリ

サマイのきらきらした表情がとっても良くてずっと印象に残っている。
作品自体はインド版ニューシネマパラダイスなどと言われたりしていたけど、別物として比較せず観たほうが楽しめるかと。


★おばあちゃん賞★

VORTEX ヴォルテックス:認知症の妻役のフランソワーズ・ルブラン

フランソワーズ・ルブラン演じる認知症のおばあちゃんがとても自然でドキュメンタリーを見ているような感覚だった。
視覚的にも面白く映画館で観てよかったいい作品。


★ベストドレッサー賞★

コカイン・ベア:ディーディー(女の子)

勝手に森にいったりと生意気な女の子なんだけど、ファッションと部屋のセンス(よくある子供部屋の感じではない)で子供ながらにスタイルが確立されているのが伝わってきたので、美術・衣装担当の方に拍手を送りたい。
作品は熊が襲ってくるシーンでデペッシュモードがかかるところが最高!
(ディーディーの部屋にもデペッシュモードのポスターが貼ってある)
ニューウェーブ好きな方は是非チェックしてほしい。


★そのTシャツわたしもほしい賞★

共に生きる 書家金澤翔子:金澤翔子

翔子さんがマイケルジャクソンが好きでこの映画の中でも何着かマイケルジャクソンのTシャツを着ていたけれど、中でもカフェで着ていたTシャツがとてもかっこよかったのでTシャツ賞を!(私もマイケルジャクソン好き)
映画の内容もめちゃくちゃいいのでオススメ。


★ポスターデザイン賞★

宇宙探索編集部

ポスターの黄緑色のタイトルフォントや全体的な色味に惹かれてノーマークだったけど思わず観に行った作品。
ものすごく奇をてらった感じでもないけど他の映画作品と被らない絶妙なデザインセンス。とても好みのビジュアル。
変な人いっぱい出てきて作中の小道具のセンスも良かった。


★グッズデザイン賞★

マッド・ハイジ

これ観た時に映画館でグッズが販売されていてデザインが良かったので気になったものの買わずに帰宅。
でも気になりすぎて気になりすぎて次の日別の映画観るついでにトートバッグを購入。買って正解だった。

コレヨクナイ?ヨクナイコレ?

何がいいかって作中で出ないロゴやイラストでグッズの為にデザインされたものというところがかなり好感度高い。今は使わず袋に入れて保存しているが、映画の第2弾が公開されたら持ち歩きたい。


★とんちき入場者特典賞★

高速道路家族のホログラムカード

ときおりステッカーやポストカードなど入場者特典がもらえる作品があり、思いがけずもらえると嬉しいものである。
そんな中、嬉しいというより思わずなんだこれと思ってしまったのがこのカード。
作品の内容とノリの合わないキラキラしたホログラムカードなのである。

キラキラ仕様

調べたら第1弾から第3弾まで期間ごとに別デザインが配布されていたようで、裏面はチョン・イルの写真なのでチョン・イルファン向けの特典だった。


★パンフレットデザイン賞&入場者特典賞★

枯れ葉

そして最後にパンフレットと入場者特典のW受賞は「枯れ葉」に!

ノートに写真が貼ってある風になっている

パンフレットがアルバムみたいでちょっとレトロでかわいい。
中身もクラシカルなおさえた雰囲気でとても素敵で気に入っている。
ちなみにイノセンツのパンフレットも縦長のシルバーのおしゃれなパンフレットだったけれど指紋がペタペタ残るので次点。あ、Parlのパンフレットも良かったな。

もったいなくて飲んでいない

そして入場者特典はヘルシンキロングドリンク!お酒!
ヘルシンキで人気のカクテルだそう。
これ何が嬉しいかってこの作品の警備員役で出演していたミッコ・ニュッカネンがこちらのお酒の会社の経営者で、日本の公開を祝って送ってくれたとの事。
飲みながら鑑賞している方もいたけれどわたしはもったいなくてまだ飲んでいない。何かのめでたいタイミングで飲みたい。


こんな感じの2023。
今年もたくさんよい映画に出会って、来年も色々なお気に入り作品を紹介したい。
これからもっと絵とか映画にまつわる昔の話も書けたらよいな。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集