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他人の家アレルギー(未来のわたしとの交換日記9.27)

「人の家」が苦手だ
嫌いとかではない。苦手なのだ。自分の場所ではない、他人のテリトリー。いくら好き勝手振る舞っていたとしても、そこは他人の家。

一人暮らしをはじめてから、わたしにとっては「実家」も、他人の家だった。実家を離れて2年もたたないうちに、そこはもう我が家ではなくなっていた。家を出たら、「わたしの部屋」がなくなったのもそうだけど、もうわたしの居場所がそこにはなくて、それを受け入れたら、もうそこは、「遊びに行くところ」であって、「帰るところ」ではなくなっていた。

人を招いてする家飲みは好きだけれど、知人の家での家飲みは、そわそわして苦手だ。嫌いなわけではない。苦手なのだ。
呼吸がしづらい。座る場所、座り方。手伝うべきか。トイレのタイミング。
すごく考えてしまい、結果とても疲れるのだ。自分の家であれば気にならない事ばかりだ。

だからわたしは、わたしの家が大事なんだと思う。

少し広めかもしれない、わたしのパーソナルスペース。
とても大事にしている、自分の家の住み心地、自分の部屋のくつろぎ空間。
リモートワーク推奨な世の中になって、より一層思った。
家にいるのは、苦痛ではない。家に入れるなら基本いたい。
会社は、わたしのデスクという、自分のスペースがあるから大丈夫。
でもやっぱり、ヒトの家は、緊張するし、どこかで気を使いすぎているのか、帰宅するとどっと疲れが出る。


いつかもなにも、きっと治らないと思う。
「実家」でダメだったのだから。

いつか大丈夫な家ができたら、そこはきっと、わたしの引っ越し先なのだろうな…とぼんやり思った。



未来のわたしとの交換日記
9月27日のわたしより






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