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憧れの人にお会いしてきた話
今日はアニメーションの話ではなく、個人的なお話をしたいと思います。
タイトルに「憧れの人」と書きました。みなさんにとっての憧れの人はどんな人でしょうか。きっと様々な人がいることでしょう。
私にとっての憧れの人は何人かいますが、今回ご紹介する方は「少し変わった人」と言っても過言ではありません。(もちろん、良い意味でです)
その名はモカさんです。
モカさんについて
モカさんは元男性で現在は女性の
天気の子 [青少年からみた社会と現実]
先日、新海誠監督最新作「天気の子」を鑑賞しました。
圧倒的な映像美はもちろんのこと、ストーリーも申し分のないものでした。
先日の記事で私は「映画レビューを書くのは苦手、天気の子の記事はしばらくしてから書く」などと書きました。けれど想像以上に多くの発見があったため、今回記事を投稿することとしました。
なお、本記事は基本的にストーリーを読み解くことに重点を置いているのでいわゆる「ネタバレ」を含んだ記
大魚海棠 [幸せと決断]
前回に引き続き中国のアニメーション映画”大魚海棠”の記事を投稿します。
以前、故 高畑勲監督作品に関する記事で「幸せ」を題材にしたエッセイを多数投稿しました。この記事でも主人公”椿”の「幸せ」を題材に椿が下した「決断」について深く掘り下げ考察したいと考えています。
(記事ネタがそれ以外にスッと思い浮かばなかったのは内緒)
この記事にはネタバレも含みますので、まだ鑑賞されてない方でそういうのは
スタジオジブリが描く学生生活
スタジオジブリの映画が世界中で愛されている理由は数多くある。物語や登場人物に関する評価は当然高い。しかし私は手書き風の絵や、緻密でありながらもどこか自然体である背景描写やレイアウトなど、描写に関するクオリティの高さの評価が一番高い。
その中でも「学校」の描写が大好きである。
私は”耳をすませば”が大好きで、週1回は必ず鑑賞している。物語の内容が好きなであることはもちろん、私が生まれ育った場所「
かぐや姫の物語 [幸せと価値観]
「姫」と呼ばれる女性を思い浮かべてほしい。
「絶世の美人・美しい着物を着ている・大きな御屋敷に住んでいる・高貴の殿方と結婚し幸せに暮らしている。」など華やかな女性というイメージがおそらく強いのではないだろうか。
かぐや姫も視覚的に捉えるとそのイメージ通りの姫である。しかし、根本的に違う所があった。それは「不幸な姫」であるということ。
そもそもかぐや姫は人間ではない。月の民である。
月の民で
おもひでぽろぽろ [幸せと理想]
1991年に劇場公開された高畑勲監督作品「おもひでぽろぽろ」
原作は岡本螢・刀根夕子作の漫画である。
この物語の主人公は、27歳と10歳「2人の」岡島タエ子。
27歳のタエ子は大学卒業後、都内の企業でOLとして働いている。まだ独身だ。対して10歳のタエ子は小学5年生。3人姉妹の末っ子。作文が得意で算数が苦手。末っ子特有の、わがままな性格の持ち主だ。
[あらすじ]
1982年夏、タエ子は1