【時を超えた建物】山奥に突如として出現する異空間〜銀山温泉 (山形県尾花沢市)
2019年6月、大きな仕事がひと段落したわたしは、荒ぶる気持ちのまま「日本海に落ちる夕日が見たいぜ」と呟き、ハンドルを握って新潟県を目指したのでした。
1日目は出雲崎の夕日を見て(やはり写真を撮りまくる)、新潟市に宿泊。
2日目は弥彦神社を参拝し、海岸線を北上して酒田市へ。夕日と風力発電を見る(やはり写真を撮りまくる)。
そして、3日目は出羽三山の羽黒山神社へ。ところが五重塔あたりで突如として雨が激しくなり、登拝を断念! 仕方なく銀山温泉経由で福島へ帰ってまいりました。
今考えると、ものすごく贅沢かつ体力も財力も必要な旅程ですね(;^_^
出雲崎や弥彦神社、羽黒山神社については後日紹介するとして、今回はインスタ映えスポットとして有名な山形県尾花沢市の銀山温泉を写真でご紹介します。
さて、今回も「インスタにアップした写真以外のデータが見つからない」という大変残念な事態になっております。旅館の建物はもちろん、源泉の周囲の自然がとても素敵だったのに…本当に残念! 何やってんだ、わたし!
それにしても、やっぱり山奥には水があるんだなあ。そういうところへ行きたいなあ。
ここからは現存する数少ない写真でご紹介。
建物はもちろん、背後の緑との対比がステキ。雨に濡れて緑も旅館の屋根もイキイキ。それにしても、この建物が100年の時を超えて現在に続くって、やっぱり奇跡としか言いようがない。
銀山温泉の一番の魅力は、なんといっても大正時代のレトロな建物が現存しているところ。こーんな光景を見てしまったら、写真を撮りまくりたくなりますよね。
個人的に「山奥に突如としてレトロな建物群があらわれる」というところがポイントです。とはいえ、それは現在のわたしたちから見てであって、当時は銀山温泉のような温泉街は珍しくなかったというか、昔の絵葉書を見るとみんなあんな感じだったようです。当時の最新流行、トレンドだったんですね。
それが「時を超えて」「当時のまま保存」されているところが、『千と千尋の神隠し』のように、異空間に迷い込んだようで、わたしたちの心をくすぐるのではないでしょうか。
福島県内でいうと、大内宿的な。あちらも交通の便から取り残されたことで、茅葺き屋根の街並みが奇跡的に残ったと聞いたことがあります。
看板もレトロ。
お店もレトロ。かき氷ののぼりがいい感じ。
雨足が強くなってきたので、撮影を断念し、車に戻って福島へ。
途中最上川の水かさが大変なことになっていました。最上川は結構急峻で流れが早く、荒々しかったです。ああ、山形にもまた行きたい!
【福島県内の歴史・祭り・伝統行事】
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