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10* ままならない私のままで

私が字を書きたい時はきまって「満月が近い時」と相場が決まっている。あのまん丸い月にはすごい力があるに違いない。そう思って空を見上げた。ふと小学校の時にも月を見上げて帰ったことを思い出す。そう、私はたぶんあの時からちっとも変わってやしないのだ。

お久しぶりです、四藤です。久しぶりにちゃんとnoteを書いている気がする。やっぱりnoteという場所は暖かくて綺麗で不思議な場所ですね。言葉の海みたいな場所だ。居心地の良いこの場所が、私はすごく好きです。

さて、お仕事募集から一か月ちょっと経ったわけですが、その間面白い感じの創作案件が舞い込んだり、いろんな人にお会いする機会があったりで、割とバラエティーに富んだ一か月でありました。まあその間にも挫折なり自分への自信喪失があったりするわけですが、その話はおいおい。
この一か月、面白い案件は舞い込んでいるものの、「自分がこの世界に残した価値」は微々たるものだったと思う場面が多かった。まー自分がちっぽけで無力で。自分が伝えたいことも伝えられない。書きたいことも書けない。表現が足りなくて、悔しくて、地団駄踏むようなことばかりでした。価値を残せていないということは収入も安定していないってことでもあるので、まあ心が荒む荒む(笑)
この時期に会ってくれていた人々にまずは最大級の感謝を。たぶん相当荒んでたので。特に最近遊ぶようになったKちゃん。あなたは気づいてないかもだけれど、くだらないささやかな会話の中で、たくさん癒してもらっていました。腐らずにいるのはあなたのおかげかもしれない。本当にありがとね。

さて、そんな私ですがこれから自分が「四藤汐として生きていくために何が必要か」をずっと考えていました。独りよがりにならないで、誰かのためになるにはどうしたらいいかなって。それを考えていった時に、ああ一人では面白いものを作っていくのは無理だと悟りました。遅いですか。遅いかもね。(笑) でも一人遊びが大好きで一人で創作することが大好きな私はそんなことにも気づかなかった。私が苦手なことを楽しそうにやる人がいたっていいし、誰かが嫌々やることを私が楽しげに引き受けたっていい。そう思えた瞬間、ちょっと心が軽くなりました。私は真っ暗闇を一人で歩こうとしてたんだな。マッチがつけられないなら、マッチをつけるのが上手な人を呼べばいいし、なんならランタンを開発してもらえばいいのにね。

こんなふうにほんの少しずつですが気づきや学びを経て、私はちょこっとずつ前に進んでいます。変わらないままで。ままならないままで。でも本当に少しずつ変化しながら。そんな四藤を「歩くのへたくそだなぁ」と思いながら見守ってくれる人や背中を押してくれる人がいるならば、とてもとても嬉しいです。はじめましての人は、「ああこんな人間もいるんだな」くらいに思ってくれればいいな。この世界にはいろんな人間がいて、その人たちが懸命に息していることを私は忘れたくないなと思います。

そういえばまた会いたい人が増えたんだった。あと応援したい人。少しずつ、自分の経済を回していこう。好きな人には好きって言って、応援したい人には対価を払うような。私の周りの人はみんな緩やかに笑えるような。そんな私を目指して。


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四藤 汐 (Yotsufuji Ushio)
noteを見てくださってありがとう。私の言葉であなたの心が少しでもあたたまったのなら、それ以上に嬉しいことはないです。Twitter(@ushio4222)もよろしくね。