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我が子はストーカー

エッセイを書きたいと思い、このアカウントをつくった。家族や私について書くかもしれないから、子どもたちにバレないようにライター名とは異なる名前にした。
それなのに……子どもから「木奥えむ」といわれた。「木奥えむ=夏野久万(ライター名)=母」だと知られていたのだ。

まったくもって、我が子はストーカーだ。

ときどきXをチェックして、「ふーん、カフェ行ったんだ」と言ってくる。少しでも遅いと何度も電話がかかってきて「今、どこ」「お土産買ってきてね」と恐喝される。

毎日震えながら暮らしている……笑。

そんなわけで、どうしたものか。このアカウントでエッセイを書きたいけれど、家族に見られるのはいやだ。もっといえば、夏野久万アカウントも充実させたい。結合しようか? とも思った。

そうしたら、木奥えむさんが天に召されてしまう。ありえない。

木奥えむは、とても好きな名前なので生きていてほしいのだ。

だから当面のあいだは、エッセイ的なものは木奥えむさんが綴って、夏野久万さんは仕事に関することを発信していこうと思う。子どもバレしている件は、もう開き直るしかない。

すこしどちらも回してみて、ダメなら次の手を考えよう。もしかしたら、一週間後には、違うアイデアが生まれているかもしれない。

今は、この考えが心地いいから、従っていこう。

(今日のできごと)
夜、なにを血迷ったのか、ソーラン節を踊った。汗だく、息切れで頭痛すらする。子どもは小六のときにこれを踊った。練習のために、何度も踊ることもあったそうだ。すごいよ、子どもの体力。マジ、尊敬。

額からじわじわと伝う汗をそのままに、そんなことを思う夜だった。


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