木奥 えむ

ライターをしてしています。 誰かのきおくにそっと触れて、ほほえみが生まれる……そんな文章をお届けできたらすてきです。お気軽に絡んできてくださいね。https://twitter.com/kiokuemu

木奥 えむ

ライターをしてしています。 誰かのきおくにそっと触れて、ほほえみが生まれる……そんな文章をお届けできたらすてきです。お気軽に絡んできてくださいね。https://twitter.com/kiokuemu

マガジン

  • エッセイ

    気のむくままに。ちょこちょこ更新。

最近の記事

「母親業、やっめまーす!」と言いたくなった夜

相変わらず、休日の過ごし方が自堕落だ。 ある意味、優雅ですらある。 お昼までごろごろ。 起きたら文章について考えてカタカタ。 夕方からダンスや芝居をしにいく。 こうやって書くと、なんとなくかっこいい。でも実際は違う。 お昼間でごろごろ、起きたら文章について考えようとするけれど、ネットを見てぼー。子どもたちに「お母さん、お昼ご飯は何?」と聞かれて、現実というこん棒で頭を小突かれる(殴るまではされたくない)。 どこの家でも一緒なのかもしれない……と思いたい。 でもさ、素

    • 創作大賞 中間選考通過しました

      突然「いいね」がたくさんつくので何だろうと思っていたら……中間選考通過していました。 https://note.com/info/n/n331149b4d496 まさか突破しているとは、正直考えてもみませんでした。 フォロワー数の少ないアカウントなので、とてもうれしいです。 これを機会に、今後とも仲良くしてください。弱小アカウントなので……笑。

      • 生きてるだけで、すごいことを伝えたくて再投稿した

        3年前書いコラムを読み返して、あらためて母への感謝が浮かんだ。だから少しだけ追記した。 そしてエッセイコンテストにだすことにした。思いテーマですが……。母が元気でいてくれていることに感謝しつつ。

        • 奥ゆかしいタマネギから学んだこと

          シャッと剥けると、気持ちがいい。でも今日のタマネギはダメだった。皮のような部分がうまく剥けない。カーブに沿うようにくっついて「僕はここが好き」と主張する。 やさしく剥がそうとするが、ううん……取れない。「そんなに本体ちゃんが好きなの?」なんて言いながら、丸っこい姿に近づいてみる。 少しだけ剥けた皮みたいな部分をよく見てみると、外側は「タマネギ」らしいお姿だが、裏側はでこぼこしていた。血管もしくは指紋みたい。生の証を突きつけられた気がした。 そっか、だから離れたくないのか

        マガジン

        • エッセイ
          4本

        記事

          旧友に会ったのかもしれない

          真新しい制服を着た中学生が歩いていく。その隣りには、コサージュを付けたスカート姿の女性。別名、母親。 みんな笑っていて、写真を撮ったり「入学式」と書かれた看板の横で微笑んだりしている。 そのなかで私は、丸くてやさしい顔を見つけた。小学生頃から変わっていない福々しい顔は、遠くから見てもよくわかる。冗談が似合うけれど、どこか知的で、私を威圧する。 小学生の頃の彼女には彼氏がいた。私がその彼と仲良くしていたからといって「今度はえむに手を出した」なんて、意味不明なことを言って私を

          旧友に会ったのかもしれない

          エッセイのお仕事情報

          こんにちは。 先日新しくできたサイト「かくかぞく」さんで、エッセイを寄稿しました。 家族にまつわるエッセイがいろいろ載っていて、とてもすてきなサイトです。 私の書いたエッセイはこちら! いろいろな出来事に直面しているときって、実は大きな愛とか、あたたかい視線に気づかないことがあるんですよね。後から気づいて、どんどん感謝が大きくなっていくのです。感謝する相手がいるうちに、たくさん気づけたらいいなあと読み返しながら思いました。 noteを更新できていませんが、まあ楽しく

          エッセイのお仕事情報

          私の仕事

          小さい頃から、あまりしゃべるのが上手じゃなくて、文章や絵ばかりかいていました。 その延長線に今の私がいるのでしょうか。現在、ライターをしています。 ずっと書くことを仕事にできたらいいな、と思っている人間のひとりというわけです。 きっとそういう人は多いだろうなと思いつつ、あきらめようかとか、いろいろ考えるけれど、やはり私は文章を書くことが好きだからずっと書いているんだろうなと思います。 ふだんは人にインタビューをしたり、すてきなライターさんの書いた記事を編集したり、コラ

          「尊厳とアイス」について考えた夜

          雨上がりの夜空は少し重くて、ちょっぴり近く感じる。私は大股で、交差点を渡った先にあるコンビニに向かった。 お目当てはアイスクリーム。最近、はまっていたレモン味のアイスを買いに、わざわざやってきたのだ。 それなのにレモン味のアイスは薄情者だから、他の人のもとに旅立ってしまった模様。ため息がてら手を伸ばした先にあったのが四角い「カップアイス」のバニラ味だった。 その角張ったパッケージに、ふとある人の顔がよぎる。そういえば、このアイスクリームをビニール袋いっぱいに詰めて、我が家に

          「尊厳とアイス」について考えた夜