新しい音楽と物語を

Hakubi
巴・粉塵爆発ツアー2022
3月3日府中flight
w/Luke/the sarellites

今回のツアーはHakubiの呼びたいバンド＋ライブハウスおすすめバンドの3マンであった。対バン形式のライブは新しい音楽に出会えるきっかけになるし、バンド同士の物語を見れる機会でもある。

まさに今回、このツアーの一音目を鳴らした府中Lukeに出会えることができた。フォロワー80人、2022の1月からバンドを開始したとは思えない圧倒されるライブだった。必死さ、音楽を信じて生きていきたいといったそんな気持ちが伝わってきた。ブレイクにベースの一音を鳴らしていたあの曲の名前が知りたいからCD出してください。

サテライツはHakubiと切磋琢磨しているバンドだ。白石さん、Hakubiのツアー初日ぶち壊しに来たって言ってた。戦っているようで、お互いを認め合ってる、そんなライブだった。片桐さんが「いつも白石に尻を叩いて欲しいって言ってた。けど今日は言わない。みてろよ。あんたのためにこの曲歌うから。」とアカツキを。前の対バンでは片桐さんが「白石！大人にならないでくれよ！置いてくなよ！」と言ったら白石さんは「勝手に大人にするなよ！」と言っていたな。この関係性とても素敵だ。サテライツとHakubiの物語をこれからも見ていきたい。

Hakubiはツアー初日ということもありいつもより熱がこもっていた。最近はセトリが固定されがちでいったが、今回はかなり変わっていてワクワクした。曲と曲の繋ぎもカッコよくて、またライブの魅せ方がうまくなっていた。

このツアーを開催した理由、去年の秋のツーマンツアーがコロナの関係でワンマンツアーに変わってしまったこと、ライブハウスに足を運ぶ人が少なくなってしまったこと。多くの人に新しい音楽に出会って欲しい。今日ここで対バンした3バンドが、これからそれぞれ頑張って有名になって、もっと大きいライブハウスでワンマンとかしちゃって、そしたらまたここで集まる。その夢見たいな素敵な物語の一歩を作りたかった。そう言っていた。

生きててよかったーって片桐さんが叫んだとき、涙が出た。わたしも生きててよかった。これから先いくら絶望を味わったって音楽があるって知ってるから大丈夫だ。