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全ては音で
8.30
ルサンチマン フロアライブ
ルサンチマンを本格的に好きになったのはスタッフで箱の中に人をパンパンに押し込みながら音漏れをドアの外から聴いた時だった。外でも伝わってくる熱量、今すぐ仕事を投げ出して中に入りたいと思った。
あれから何回かライブを見に行って、今日フロアワンマンを見に行ってきた。
フロアライブってすごくいい。かっこいい人たちが間近にいることだけじゃなくて、音を合わせるときの目線とか、遠くからじゃわかんない表情とか、鼓動まで、全部を見れた気がした。
ルサンチマンのライブは音で全てを伝えてくれる。歌はもちろんだが、インストの部分に気持ちがこめられていた。4人が掻き鳴らす爆音でなぜだか涙が溢れた。
MCなしのぶっ通し1時間半、言葉はいらない、音楽だけでたくさんのことを伝えてくれた。
帰り、CDを2枚買った。この素晴らしい音楽を自分のものにしたいと思ったから。今年見た中で1番かっこいいライブだったよ。
5日後はライブに出る。今日のバンド練、なんだかみんなの気持ちが違う方にむいている気がして、なんとなく楽器を弾いてるだけな気がして、とても悲しかった。
慣れてしまった。1年前はどうしようもないくらい悔しくて、ライブがしたくてたまらなくて、それなのに普通にライブができるようになった今、慣れてしまったのだ。それに気がついて本当に悲しいと思った。
私たちはバンドマンじゃないし、自分たちの曲があるわけでもないけれど、音楽するなら、ただの演奏じゃなくて、気持ち込めてやりたいよ。そんとき感じてる気持ち、伝えたい気持ち、なんで人と音楽をしているのか、全部全部。
今日のルサンチマンが、思い出させてくれた。次のライブではギター折ります、嘘です。
ライブの後は、オムカレーにハンバーグという豪華すぎるものを食べた。オムライスもカレーも大好物なの。
爆音を聞いてご飯をモリモリ食べてたくさん話してとても幸せな日であった。