Radio Berry『矢板時間』放送終了を耳にして。
ふと開いたFBで
Radio Berry ( 76.4 FM ) の番組『矢板時間』が
10年の歴史に幕を閉じたことを知り、
思わず、脳が、指が、動いてしまったので、
今の想いを残します。
栃木県矢板市の広報番組
『矢板時間』
この番組のリポーターを務めたのは
もう何年前のことだろうか
昨日のことのように思い出せるのに
遠い昔のようにも感じる
そんな1年を送ったラジオ番組
社会人1年目、放送業界人1年目、
何もかもが初めてで、
真っ新すぎる新人で、
絵に描いたように
右も左もわからない状態だった。
当時は個人でSNSを殆どやっていなかったので
自分の頭の中と
番組のブログにしか
その記録は残されていないのである。
ここで沢山のことを学んだ。
放送のことも、
ラジオという媒体で情報を伝えることも、
企画を生むことも、
台本をつくることも、
今の自分に繋がる沢山のことを学んだのだ。
1人で打ち合わせをして、
1人で構成を考えて、
1人で現場に行って、
1人で中継をして、
1人で報告ブログを上げて、
脳味噌カッチカチになって
勝手に追い詰められていった日々も、
時に見守り
時に支えてくれたのは
ディレクター陣で、
切磋琢磨できる同期ADや同期リポーター
パーソナリティまっちーの存在があったから
更に上を目指し続けることができた。
アポなしインタビューから始まり、
毎回体当たりで生中継に挑み、
時にはスタジオから、
時には特番で、
声だけで情報や想いを伝える難しさを
素晴らしさを
体感した日々であった。
林檎について詳しくなったのは
りんごのまち矢板市のお陰。
イベント出演したことも
コラボ商品をつくったことも
いい思い出。
いやー、本当に、
沢山の体験をしたなぁ。笑
沢山の先輩リポーターさんや
パーソナリティさんが
アドバイスや学びをくださり
そして何よりリスナーさんの存在が
あたたかいメッセージが
がんばれる原動力でした。
そうそう、
今では殆どの方が呼んでくれる
“とっきー”という愛称も
この番組から始まったんだよね。
中継中に大きな地震が発生したり
うまくいかない日があったり
たのしいことばかりではなかったけれど、
ラジオがだいすきになり
矢板市がもう一つの故郷になり
ひとりの人間の基盤をつくってくれた番組。
10年も続く番組になるなんて、
当時は想像もしていなかったなぁ。
それだけ沢山のリスナーさんに
愛される番組になっていたのね。
たった1年だったけれど、
この番組に
この局に
携わることができたのは
一生の財産だと思える。
番組卒業後は
触れると恋しくなっちゃうから
あまり聞かないようにしていたけれど、
もう聞けないと思うと
母校が廃校になるような
そんな淋しさがあるものですね。
まっちーがオフレコでくれた卒業証書は
未だに実家に飾ってあるのはここだけの話。
そんな時代が僕にはあったことを知るひとは
限られてきてしまったくらい
それからの日々も
沢山の出逢いと学びに溢れているから、
これからも
ここで過ごした日々を、学びを、記憶を、糧に、
ひとりの表現者として
励んでいきたいと思います。
『矢板時間』
10年間、本当にお疲れ様でした。
沢山の思い出をありがとう!!!
矢板市がラジオが
今でも変わらずだいすきなとっきーより!
Radio Berry『矢板時間』
2代目リポーター
とっきー(常盤美妃)
※写真の殆どは番組ブログ
またはともなりくんのTwitterより引用