#15 【手術報告記】②手術先を決めるまでの航海
まず手術を受けるにあたり、
手術先の候補は4つありました。
①元の主治医にお願いする
②リハビリ病院で受ける
③別の病院をリハビリ病院から紹介してもらう
④セカンドオピニオン
最終的には①に着地しましたが、
ここまで何処で受けるかに悩んだ理由は簡単
『 発症原因が前回病院であるから 』
正直、検査で訪れた時でさえ
深い嫌悪感を覚えた程でしたし、
この最終選択も消去法で決めました。
それでも②〜④を選ばなかった理由は
以下の通りです。
②リハビリ病院で受ける案
此処はリハビリスタッフさんのスキルは高いが、
田舎の病院であるが故に設備が整っていない。
その為、今回の手術に必要とされる器具が
揃っていなかったこともあり、
現主治医からもあまり勧められなかった。
経験を比べても
日頃から多くの手術を担当されているDr.に比べると
環境の違いもあって浅くなるようです。
神経を扱うということは
それだけ繊細さと専門技術を要する。
そのため候補から真っ先に削除されました。
③別の病院をリハビリ病院から紹介してもらう案
これは最後の2択まで残った1つ
総合病院を紹介していただけるとのことだったが
僕にとっては初めましての病院でした。
手術において僕が大切だと考えるのは
・病院の体制
・医師/スタッフの質
・信頼関係
大きく分けるとこの3つ
その内2つが不定かなまま飛び込むことになる
その不安を拭えなかった部分もあったことと
①を選ぶことになった決定打に敵わなかった
※後程説明
④セカンドオピニオン案
これに関しては最初に思い浮かんだものだった
しかし、検査(筋電図)結果が出て、
手術までタイムリミットが迫っている中
セカンドオピニオンにかけるということは、
それだけ更に時間がかかると共に
③同様の不安要素が拭えないため、
委ねられると判断できなかった場合のロスが大きいことから、選ばなかった。
要は、ここにかけたくても
時間がそれを許してくれなかったのだ。
これらの要因から①を選ぶこととなったが、
その決定打が、現主治医のコトバ
『 一度身体の中身を知っているのと
知らないのとでは大きな差がある 』
というものだった。
確かに、僕も4年前にお世話になった経験があったから、今回再び同じDr.にお願いした訳だし、
このコトバの意は立場は違えど理解できた。
それでも不安だった
だって発症原因が其処なんだもの
でも時間がない
刻々と時間だけが流れる
時間は待ってくれない
焦る
不安が募る
徐々に冷静な判断能力を失う
あらゆるやさしさが絵空事のように感じる
『 最終的にはご本人が納得できる選択をしてください 』
このコトバはすべての真実であり
同時にすべての敵だった
最終的に、
現主治医のコトバを信じることにした
多少のリスクはいつだって付き纏う
それが生まれた時に、
自分が納得できる(受け入れられる)ように
報告はしたけれど
嘆きもしたけれど
すべて自分で決めた
この選択が良かったのかは、
時間が経った今も、正直わからない
でもこうして
元の主治医の手術を再び受けることにした
手術の流れや実際の手術については
次回以降の更新へ続く