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  • 【特集】これからの学校のあり方とは?

    品田先生へのインタビューをまとめています。

最近の記事

これからの学校のあり方とは? 【Vol.5】

終身雇用は終わり… 石井:終身雇用が当たり前と思っていましたが、聖徳学園で様々な先生に出会って考え方が大きく変わりました。品田先生はもちろんですが、再度留学にいく先生や新しい仕事を始める先生とか、そういうのが私にとって大変刺激的でした。自分のやりたいことを貫いている感じが素敵だなと。 品田先生:学校の外に出て行かないと、他の道を選ぼういう選択はなかなか出てこないと思います。何の根拠もなく2014年くらいまでは今の学校を辞めたら人生終わりだと思っていました。2015年に Ap

    • これからの学校のあり方とは? 【Vol.4】

      アメリカの高校での経験 石井:アメリカの高校に通っていましたが、将来を考えた授業が多かったです。例えば、ビジネス系や農業系といった感じで、必修科目は最低限に抑えられていました。 品田先生:日本だとやはり中高まではみんな同じようなことをやっていこうという意識が強いのでは。自分のやりたいことは大学や大学出てから決めればいいみたいな感じがまだあるのかな。タイピングも大学や企業では「何で中高のうちにやっておかないんだ」と言われる。でも、中学も高校も大学受験のための勉強で忙しくてでき

      • これからの学校のあり方とは? 【Vol.3】

        学校運営協議会とは? 石井:学校運営協議会とはどういったものなのでしょうか。 品田先生:地域などによって形は異なるかもしれませんが、基本的には校長、元PTA会長、地元の方や元生徒など多くの方を交えて学校運営を協議していくものです。 外部の人がどれだけ学校運営に関わっているのか 石井:実際のところ、学校のあり方を考えるのにどれだけ外部の人が関わっているのでしょうか。 品田先生:学校によって様々だと思います。公立と私立ではまた大きく違いますね。私立学校の場合は理事会が運営方

        • これからの学校のあり方とは? 【Vol.2】

          先生は自身の成功体験に基づいて授業 品田先生:先生たちは自分の成功体験に基づいて授業をしていることが少なくありません。そうなると、いきなりiPadを使って授業をしてくださいと言われてもパニックになってしまうでしょうね。自分が体験していないものを使って生徒に授業をするのは抵抗があるのも理解できます。 でも、それは変えていく必要があると思います。そうすると、これから先生になる人にはICTを含めた教員養成が必要になります。また、今の現役の先生にもしっかりとICTの研修をやっていく必

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        • 【特集】これからの学校のあり方とは?
          5本

        記事

          これからの学校のあり方とは? 【Vol.1】

          はじめに 私はAO入試での自身の研究テーマを深めるために2019年7月に4回にわたって品田健先生にインタビューを行いました。インタビューをしていくうちに「これ活字にしてみらた面白いんじゃない?!」と受験期のころから思うようになりました。今回は、私の聖徳学園高等学校卒業に向けた活動の一つとして、4回のインタビュー全てを文字に起こしてnoteに投稿していきたいと思います。なお、元々こういった形にする予定でインタビューを行っていませんので、内容がごちゃごちゃしているかもしれません。

          これからの学校のあり方とは? 【Vol.1】