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緩急をつけた仕事とは | 仕事の内容と力加減について
こんにちは。先日の職場での休暇時間。新しい試みを巡る雑談で『手を抜くべき』と『手を広げるべき』という相反する意見をいただきました。トピックも発言者も別なので、板挟みに遭っている訳ではありません。笑 どちらの意見にも納得しています。
仕事で何か新しいことに着手する時、手を広げてやるべき点と効率化する(手を抜く)点とでは、どのような基準で区別できるんでしょうか。
例えば、もし後輩から『メリハリを付けるための仕事の選定基準』について聞かれたとしたら、皆さんならどのように答えますか?
はじめに
多くの場合『効率化が適した部分』と『手広い検討が適した部分』が混在しているかと思います。
恐らく無意識のうちに、労力や時間のかけ方をコントロールしてる面もあるでしょう。もしかしたら個人の好みもあるのかもしれません。
新しい試みにおいて、この『手を抜く』と『手広く』の二者択一はどのように使い分けるべきでしょうか。
納得のいく答えは持ち合わせていませんでした。会社の帰り道に自分なりの答えについて少し考えてみましたのでこの場を借りて紹介したいと思います。
ニューヨークへ旅行に行くとしたら
例えば、1週間の休暇を取って1人でニューヨークに旅行するとします。初めてのニューヨーク。楽しい旅行にするための準備や下調べっていろいろあるかと思います。想像が膨らむ時間です。笑
この準備を『手を抜く』と『手広く』の2つに分けるとしたらどうなるでしょう。
手を抜くトコロ
私の場合、現地までの航空便と現地のホテル選びは手を抜きます。航空便もホテルも選定基準がある程度明確(早い・安い・近い等)であるのが理由です。
もしかしたら掘り出し物に巡り合うかもしれませんが、時間をかけたところで得られる答えにあまり差がない認識を持っています。
ただし、手を抜きすぎると話は別です。下調べが甘いと、乗り遅れるとか何かと痛い目に遭いそうです。一見、矛盾するようですが、この類の項目には適切な時間と適度な手間をかける必要がある気がします。
完成度を高めても、出る答えは同じ
仕事に当てはめるとどうでしょうか。
最低限の時間と手間をかける必要はある一方で、かけすぎても答えは変わらないモノってある気がします。
前述のとおり、基準が予め定まっている仕事がこれに該当しそうです。私の場合、日々のメンテナンス業務の大半がこれに当てはまるかと思います。
総じて、仕組み化できる仕事だと思います。
《効率化の余地がありそうなモノ》
やり方や基準が予め決まっている仕事
= 仕組み化できる仕事
手広く検討するトコロ
ニューヨークの旅行に話を戻します。
私の場合、観光スポットや食事する場所はある程度手広く調べる気がします。調べれば調べるほど、選択肢が増えれば増えるほど可能性が広がりますね。旅行が有意義なものになりそうです。
逆に手を抜くとどうでしょうか。
観光スポットの検索も、考え方によってはいくらでも手を抜くことが出来そうです。味気ない旅行になるかもしれませんし、エキサイティングな旅行になるかもしれません。いずれにせよ、旅行としては成立しますね。
緊急度は低いが中長期的に重要
仕事ではどうでしょうか。
『緊急度は低いが重要』な仕事が当てはまりそうな気がしてます。何から始めればわからないけど大事というか。中長期の実験的な取り組みなど、ある程度の選択肢を残しつつ可能性を拡げる視点もアリな気がします。
先程の例とは違い、これらは仕組み化できません。
私自身は、この『可能性を拡げる』というポイントには日頃気づいていない気がしてます。最近は『削る視点』に洗脳されているんでしょうか。笑
《手広い検討が良さそうなモノ》
基準が曖昧、緊急度は低い、でも重要な仕事
= 仕組み化できない仕事
さいごに
ここまで書いてナンですが、個人的には分かったようなわからないような感覚です。笑 当たり前のことしか書いてない気がします。笑
この『手を抜く』と『手広く』には個人の好みが大きく反映されそうな気がします。
1人旅ならまだしも、複数人が関わる仕事であれば、あらかじめ項目毎で緩急の付け方を決めておいてもいいかもしれませんね。それではまた。